護られ休日ブログ

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長沼町『蕎麦屋 よのすけ』 畑の中に立つ一軒家。 旗が無ければ、ほぼ民家。 入ると活気あふれる人気のおそば屋さん。

 長沼町『蕎麦屋 よのすけ』さんに行ってきました。(北海道夕張郡長沼町西6線北4)

一見、普通の、広大な畑の中に立つ、一軒家。 ただの民家に見えるのですが、
車で走っていくと、突然、6本の旗が、風にひらめいて立っておりまして、旗が猛アピールで盛り上げる。

「ココお店! ココはお店! ココは、ココはココはココは、お蕎麦屋!!」みたいな感じで、お蕎麦屋さんだと分かります。(笑)
(旗が無ければ、ほぼ民家。旗の力ってすごい。(笑))

お家の入口に「よのすけ」の看板もあるのですが、前に物置があって、通りからは少し見づらいので、なんというか、良い感じに隠れ家てき。

でも、この場所で、商売を成り立たせるって、すごい。
こういうお店は、きっと美味しいに違いない!という、(私の勝手な?思い込みからの)期待で、ワクワクして入店しました。

駐車場に何台も車が止まっていて、気分を盛り上げます。

駐車場から見る、よのすけさん。

入口に向かう時、ワクワクしながら進む。

中に入ると、温かく「いらっしゃい」の雰囲気。

元気な男性の店主さん一名、三角巾をかぶった主婦風の女性3人、そして猫一匹が迎えてくださる、
どんなところだろう…?と不安は半分で入ったら、突然広がる安心感と活気のある人気のおそば屋さんでした。
老若男女みんなが集える感じです。
ただ猫がいるので、苦手な方はさけたほうがよいと思います。

「ここがストーブの前で、良い感じに温かいのにゃ」
お客さんが多くても、横になっていられる可愛がられる看板娘、こうめちゃん。寝ている風ですが、ちゃんと薄目を開けてます。

ちなみに、これはテーブルの下。
今回、このテーブルで、おそばを頂きました。
(こうめちゃんに、うるさくないように、椅子を引くときは静かにひきます。(笑))

窓から見える風景。周囲には、広大な畑が広がります。

 

と、いうことで、注文したお蕎麦がこちら。

「天ざるそば」(普通盛り)。
てんぷらは、ご近所野菜とエビの盛り合わせです。
かぼちゃの天ぷら、すごく甘くて美味しかったです。
おそばは平麺。ネギもたっぷり。おいしいです。

相方はこちら、「豚さら」(大盛り)。

おそばに厳しい?相方が、「美味しい!」と紹介してくれたお店です。

ということで、本日のレアイベント。
(どこかへ出かけると、レアイベントが起こる確率高し。)

お蕎麦を待っていると、
ピンポンパンポ~ンという平和な感じのサイレンが鳴り、
長沼町消防団、演習のための呼び出し。

家にいて、町内放送がかかるということは、都会ではないですが、田舎にはありがち。(笑)

そんな長沼町気分を堪能しながら食べられる、おそば。

食べ終わって、お会計の時に、「美味しかったです」というと、
レジをしている方の、「美味しかった、いただきました~」と大きな声がとび、
店主さんと、従業員女性全員で、「ありがとうございま~す!」と言っていただけます。(笑)

 
 帰りには、白鳥に遭遇。
集団でV字型になって飛んでいきました。

小樽銘菓『澤の露』(さわのつゆ) 明治44年の創業以来、この一品だけ。美しい宝石のような飴。

 北海道小樽『澤の露本舗』(さわのつゆ)は、明治44年の創業から今日まで、一品だけの飴を作り続けているお店。

お酒好きだと、お酒の名前と思いがちですが、飴の名前です。(笑)

明治44年というと、ざっと112年前。
百十年以上、この一つだけで続くって、いったいどんな飴なのか?
と、思うとおもうのですが、
『澤の露』は、通称『水晶あめ玉』とよばれる、透き通った水晶の輝き。
金色の、本当に美しい飴です。

 至高の、とか、至極のという表現が、お料理にはよく使われますが、
お料理は、生きるために食べる、という世界線から、芸術の域にも入る存在。
そういう言葉を思い浮かべてしまうほど、長く愛されるきっとどこか突きつめた先にあるような飴なのだと思います。

大きさは、ちょうど、ビー玉ぐらい。
キレイすぎて、一瞬、口に入れてもなくならないんじゃないか?という思いが頭をかすめるほど、宝石やガラス玉のようで、「飴」という概念からかけ離れたような輝きがあります。

どんな味か?というと、あくまでも私の個人的な感想ですが、
口に入れると、一瞬一瞬で味が変わるイメージというか、複雑で、表現が難しいのですが、
「あ、ただのべっこう飴」と思う瞬間もあれば、
レモンのような味がかすかに口の中に走って、美味しいハニーレモンのようになる一瞬もあり、そうかと思うと、まだじんわり優しい甘さが口いっぱいに広がって…、というように、広がりのある味と言うか、この一粒の中に、甘いだけじゃない、色を重ねたような美味しさがあって、確かに他では味わえない、唯一無二のような、素敵な美味しい飴だと思います。

砂糖とレモンオイルだけで作られているそうですが、シンプルな材料を、細心の技術と注意を注いで作ってくださっているのではないかと感じます。

飴の一粒がこんなに美しく、美味しく輝き、作り続けてこられた方の真摯な思いが伝わるような飴。

北海道の小樽で作られているのですが、
小樽は、非常に栄えて裕福だった昔から、今も石造りの重厚な建物が多くのこる素敵なところ。

その風景や背景、思いも一緒にくみ取れるような飴。
JR小樽駅の構内にあるタルシェにも置いてあるので、旅の思い出にもなると思います。

 

澤の露本舗のホームページ『小樽名物 澤の露本舗

冨士屋『とうまん』は、素朴なのに、よそ行き。 札幌っ子が思い出と共に食べるお菓子。

 「とうまん」は、札幌っ子が思い出と共に食べる味。

全自動の機械で製造、その過程を見せながら作るのですが、これが工場見学のようで面白い。

『丸い型に「生地」を流し込み、その上に「白あん」がのせられ、そしてまた「生地」を流し込んで、白あんを挟んだサンドイッチ状になったら、熱い板の上で、どら焼きのような茶色の焼き目がつくまで焼かれ、その後、ひっくり返され、焼き印を押され、焼き上がった「とうまん」が、丸い型から外され、ベルトコンベヤーにのって運ばれていく。そして丸い型は、内側にブラシで薄く油を塗られ、また生地が流し込まれ……』
と、このオートメーションが、無限ループのように続く。

一見、庶民のお菓子「おやき」を小さくしたものにも見えるのですが、サイズ的にかなりコンパクトで小さいのと、「白あん」が上品で、ちょっとよそ行きの味。

お客様が見えた時にも、お茶うけとして出される感じです。

小麦粉で作られた生地に、白あんが入っている、素朴なお菓子が、
お客様にお出しする、少し格上の、よそ行きのお菓子扱いされる理由は、もう一つ。

この「とうまん製造機」の置かれている場所。

札幌には、年輩の方々から「まるいさん」と呼ばれる札幌人御用達のデパートがあるのですが、
(百貨店(デパート)に「さん付け」はなかなかないことらしく、いかに丸井今井が、札幌で親しまれてきたか、という証だそうです)
昔は、札幌駅よりも大通駅の方が人通りが多く、メインな感じで、その大通りにあるデパートの丸井今井札幌本店には、多くの家族連れが入っていました。
その地下一階に、何十年も前からあり、
とくに昔、昭和の時代の札幌の子供達は、だいたい何度かは、その光景にくぎ付けになりながら、ガラス越しに「とうまん」が製造されている現場をみて育つ。(笑)

(大人が見ても楽しいので、親になると、子供の付き添いの振りをして、また見る。(笑))

(でも今は、ユーチューブがあるので、見放題です。)

デパートは、家の近所のスーパーマーケットとは違うイメージで、お値段も正規だったりして、ちょっとよそ行きの、格上の場所。
そこで、「とうまん」作りを見ると、もうその時点で、お客様にお出しできる感、満載。(笑)

札幌で育った札幌っ子(今は大人)の多くが、その思い出と共に、とうまんを食べます。

札幌に「とうまん製造機」は、数か所にあり、一つは『丸井今井』デパートの地下1階、そして札幌駅の地下街アピア冨士屋、あとアリオ札幌と、カテプリ新札幌だそうですが、

今回は夫が飲み屋帰りに、アピアで「とうまん」を買って来てくれました。

飲み屋帰りに「折」(おり)。
昭和のお父さんあるある。(笑)

なかには、とうまん10個と、ちいさな説明書き。

ちなみに、丸井今井で買うと、焼き印が〇の中に「井」と書かれたものになります。

説明書きによると、「さっぽろ名物 とうまん」は昭和27年に発売、上品な風味とさっぱりとした甘さが特徴のお菓子で、
贈り物、ご家庭へのお土産、お子様のおやつに安心してお勧めできる好適品。
常温で、お買い上げから3~4日は日持ちするそうですが、乾燥すると硬くなります。
(硬くなったら、油で揚げるのも一方。)とのことです。

家に帰って、お茶と一緒にいただくと、心地よい甘さが口の中に広がり、とうまん製造機で焼かれている様子が、脳裏によみがえります。

素朴で美味しく、ほっとできる。
年輩の方々へのお土産としても、喜ばれそうです。