とも歯科衛生士の、楽ブログ

一生、自分の歯で食べる生活



ブログの情報、方法が皆様個人(体質、症状等)に合うとは限りません。磨きすぎで歯ぐきが下がる等の弊害もあります。
歯科医院に通院し歯科医師直接の指導の元に行うことが必要です。

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(5)歯科医師や、歯科衛生士は、患者様の、ココを見ています。

 歯周病の予防と治療は、歯磨きで歯垢(菌)を落とすことですが、
歯医者さんに、注目される部分の汚れを落とし、
歯科医師や、歯科衛生士から、「歯が磨けてますね」と褒められる方法。

もし、試験や、学校のテストで、

事前に、「どこがテストに出るのか?」、いや、それよりもっと、
「答え」を知っていたら、

当然、テストの点は、「知っていて勉強する」方が、
効率よく、高い点数が取れますが、

今回は、その、
「どこが、テストに出るか?」というか、
「答え」を、書いてみたいと思います。

 実は、歯科医師や、歯科衛生士は、患者様の、ココを見ています。

歯垢(細菌)が付きやすい、磨くときに落とさなければいけない場所は、 ココ。
(ピンクのラインの部分)

 

これを(「歯磨き」?)「もはや「歯」では、ないやんけ。」と、 思うか思わないか?はともかく(笑)、
(「歯磨き」というと、「歯」の汚れを落とすイメージが強く、
とにかく、歯の白い部分を磨こうとしがちですが、
実は、歯の本体?(白い部分)を磨くというより、
「歯ぐきとの境目」、より歯ぐきに近いところの歯垢を取るイメージかも)

歯科医院で、歯科医師や歯科衛生士は、患者様の口の中を診る時、
ほぼ100%、このピンクのラインの、汚れをチェックします。

もちろん、痛いと言っている場所や、
患者様の一番気になっているところを見ますが、

ココ(ピンクのラインの部分)の汚れをチェックしないで診療を終えることは、ほぼないと思います。

と、いうことで、

まず、ココに細菌(歯垢)が溜まりやすいと自覚して、
そこにブラシの毛先が届くように、意識して磨くと良いと思います。

 なので、ブラッシング指導では、 ココ(写真のピンクのライン)の部分の歯垢(プラーク)を、落とすように磨いてくださいとお伝えすることが多いのですが、
(コチラの記事。『7. ブラッシング指導。 5~6分でも磨ける。 より確実にキレイに磨ける簡単な歯磨き。』)

 では、なぜ? 歯垢はココから付き始めるのか?  その理由を考えると、
 「なるほど」と思って、ココから磨いてもらえるようになるかもしれません。

歯垢は「菌」なので、
食べかすのように、外部から入って突然着く、という感じではなく、

元々あったモノが、増殖して、増える、というイメージ。

「歯垢(しこう)」は、歯についている白い塊、ですが、
これを顕微鏡で見ると、とても激しく動いていて、まさに生命。

「歯垢は、生きている細菌」というのが分かるのですが、
歯垢(菌)は、一度歯みがきで落としても、時間が経つと、また、増殖してきます。

口の中で、歯を下で触ると、歯がザラザラになってくる、
もともと口の中、歯肉溝の中などに残った歯垢(プラーク)が増殖してくる感じは、多くの方に体験があるのではないか? と思います。
(今までついてなかったところに、時間が経つと、白い歯垢が「ついてる!」みたいな感じ。(笑))

 実は、歯垢は歯ブラシやフロスなどで落としても、 100%除去することはできず、口の中に残ります。

キレイに磨いても、歯周ポケット(歯肉溝)の中に潜んでいるということもあります。 歯周ポケット(歯肉溝)。そこから増殖して、すぐに歯の根元にたまる、ということが多々あると思います。

(歯周ポケット、歯肉溝は、↑ 写真の器具(探針)の先の入っているところの事)

 さて、だからといって、「磨いても、どうせ増えるから、(取っても)意味ないだろう」、と考えるのは間違いです。

実は、この、「歯垢がなるべく少ない状態を、どれだけ長時間保っていられるか?」が、 歯周病で歯をなくすか、なくさないかの境目だと思います。

この、歯垢が少ない時間を、なるべく多くもつことで、 歯周病がなくなり、歯を一生、長く保つことにつながり、 全身の健康にも大きく関与します。

 歯垢は、ココ(ピンクの線)から付き始める、と意識して磨くと、 歯周病予防と全身の健康に大きくつながる、歯垢が取れてくるので、 ぜひ、ココに注目、意識して、歯みがきをしていただきたいと思います。