友歯科衛生士の、きれいブログ

口の中をキレイにする。 一生自分の歯で、美味しいモノを食べるためのブログ。



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磨きすぎの弊害等もありますので、歯科医院に通院し歯科医師直接の指導の元に行うことが必要です。

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(2)歯間ブラシか? フロスか? どちらを使うのか? 両方使うのか? 歯間ブラシとフロスの違い。

 「歯間ブラシ」は、主に、「歯と歯の間を磨くときに使う清掃道具」。

奥歯を磨くときは、歯と歯の間に入れて、「手前の歯の」歯と歯ぐきの間を磨き、


次に、「奥の歯の」歯と歯ぐきの間を磨く、

というように、両サイドの2本の歯を意識して磨くといいと思います。

 あとは、歯の矯正器具の挟まりやすいところを磨くのに使ったり、 インプラントに使ったり、ブリッジを入れている方が清掃に使ったり、 いろいろな用途があります。

 さて、今日の記事は、『フロスか?、歯間ブラシか? どちらを使うのか? 歯間ブラシとフロスの違い』という記事ですが、

友歯科衛生士さんは、フロス(1~2分)使った後に、 歯間ブラシを、奥歯だけ使っています。
つまり、「歯間ブラシ」を、「フロス」を使った後に使う感じで、両方使っています。 奥歯に「歯間ブラシ」をかけるのに、かかる時間は、 1~2分ぐらいなので、 この1分と、奥歯を失うリスク、健康を天秤にかけると、 ここは迷わずに、使うといいと思います。
(歯磨きのタイムは、数分で全部を磨けました。 コチラの記事。『7. ブラッシング指導。 5~6分でも磨ける。 より確実にキレイに磨ける簡単な歯磨き。』)

 フロスも、歯と歯の間(歯間)を磨くもの、
歯間ブラシも、歯間を磨くものなので、 どちらか一方を使えばいいのじゃないの? と思われがちですが、
同じ「歯間」を磨くのでも、 フロスは、歯肉溝の中までにも手が届く感じで磨けるグッズ。


そして、歯間ブラシは、奥歯の側面の「面」を磨ける。 と、とらえると、いいかもしれません。
 実は奥歯の側面は、「面」に凹凸があるので、フロス(ピンと張った糸)だけでは、 凹んだところの汚れを落としきれず、 実際にフロスをかけた後に、歯間ブラシをかけると、 かなり汚れが取れてくることが実感で分かると思います。

(「フロスと、歯間ブラシ、両方使ってください」というと、
聞いただけでは、「え? 面倒な気がする」と、一瞬、思いがちですが、(笑)
実際、フロスと歯間ブラシ、両方をかけると、
それぞれ、フロスの糸が汚れ、
その後つかった、歯間ブラシで食べかすが取れてきて、
2つとも使って良かった、みたいな、
ヘンな充実感を得られたりします。(笑))

 前歯は、歯の厚みが奥歯のようにはなく、薄い感じなので、
側面が凸凹のある広い面ではなく、 歯間ブラシを使わなくても、フロスで汚れが落ちる感じですし 、まだ歯周病が進行していなくて、美しい歯ぐき(歯間乳頭)が残っているときには、 歯間ブラシは使わなくていいこともあると思います。

 ということで、私個人的には、歯間ブラシは、奥歯にかけるという使い方をしていて、 歯周病が進行していない前歯は、歯間もそれほど空いていない状態で、側面に凸凹がないのでフロスだけで歯間ブラシをかけないことも多いです。

ただ、口の中の歯の形や、歯ぐきの状態は、それぞれの方で違いますので、
同じ前歯でも、歯周病が進んで、歯間乳頭が消失し、歯と歯の間が空いてしまっている方もいらっしゃいますし、 歯周病で全体的な歯垢を落とすことが必要になっている方には、 前歯に歯間ブラシをかけることをお勧めすることもあります。
その方の口の中の状態によって使い分ける感じです。

歯磨きの方法、歯間ブラシやフロスの使い方は、一人一人違いますので、
自分に合ったベストな方法を、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士さんに直接見てもらい、ブラッシング指導を受けられて、お使いください。

 

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