前回、書いた「歯垢おちる瞬間」の記事。
どんなときに歯垢が落ちるのか、分かります。
(コチラの記事。『(3)『歯みがきしているのに「磨けていません」と言われてしまう理由』と、そういう時にも効果的な、歯垢を落とすコツと方法。 「毛先の断面」を意識する。 』)
でも、前回の読まなくても分かるようにサクッと書いてしまうと、(笑)
歯磨きは、歯ブラシやワンタフトブラシなどの、ブラシの「毛先の断面」を意識すると良い、という記事で、
歯を磨くときは、この歯ブラシ等の「毛先の断面」を歯面に当てて、その場所で揺らすように動かすと、歯垢が落ちる。
歯面についた歯垢を、ブラシの毛先の断面がとらえ、
その毛先を、隣の歯まで引きずるように大きく動かす時に、歯垢がおちる、
のではなく、
(歯面と歯垢に当たっていたブラシの毛先が、
隣の歯に移動するぐらい大きく動かして、毛先が歯垢のついた歯面から離れた時に歯垢が落ちる、のではなく、)
毛先が、その歯面の上についたまま、揺らされるように動いた瞬間、
(毛先を、歯面と歯垢に当て続けて、その場(歯面)から移動させずに揺らし続けたときが)
歯垢が落ちやすい、
という記事でした。
さて、歯垢のよく落ちる歯の磨き方では、「三面磨き」という方法も、よく用いられるのですが、
「歯の面」を考え、つねに、歯の面に対して、歯ブラシの毛先の断面を直角に当てる方法です。
例えば、前歯の表側なら、
歯を磨いて、磨き残しやすい場所は、ココです。
(写真のピンクの線の部分)
前歯の面を、表側の「左、正面、右面」などと三面に分けて、
歯ブラシの毛先の断面が、歯に直角に当たるようにします。
(歯垢は、毛先の断面が歯と直角に当たった時、歯から剥がれて落ちやすいです)
まず、左側の面。
歯ブラシの毛先の断面を直角に当て、ココに当ててから、揺らします。
つづいて、
正面。
右側の面。
歯の面を、3面に分けて考え、
それぞれの歯面に対して、歯ブラシの毛先を直角に当てているのが分かりますか?
これを、歯の裏側も、同じようにして磨きます。
歯の裏側も、
まず、右の面。
歯面に直角に、歯ブラシの毛先を当てる。
正面。
左側の面。
と、いうように、歯ブラシの毛先の断面を、歯面に対して直角に当たるように当てて、磨きます。
普段、前歯の裏側を磨くときは、
一本一本、右側から当て、左側から当てる、というふうに、「角度をつけて」動かすだけで、磨いた後、歯がツルツルになっている感じがすると思います。
と、いうことで、
歯ブラシの毛先の断面を、歯面に対して、直角に当てることを意識して磨くと、
歯垢は落としやすくなると思いますが、
「歯磨き」は、歯垢を落とすということと、弊害がでないことが大切で、
「歯垢を落とそうとして、一所懸命に磨くと、弊害がでやすい」ということがあります。
必ず歯科医院で直接口の中を診てもらい、ブラッシング指導を受けて、歯科医師、歯科衛生士の指導の元に行ってください。
次の記事
(5)歯科医師や、歯科衛生士は、患者様の、ココを見ています。
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