友歯科衛生士の、きれいブログ

口の中をキレイにする。 一生自分の歯で、美味しいモノを食べるためのブログ。



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磨きすぎの弊害等もありますので、歯科医院に通院し歯科医師直接の指導の元に行うことが必要です。

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(4)歯の「三面磨き」の方法。 歯ブラシの毛先(断面)で、歯垢が落ちる磨き方。

 前回、書いた「歯垢おちる瞬間」の記事。
どんなときに歯垢が落ちるのか、分かります。
(コチラの記事。『(3)『歯みがきしているのに「磨けていません」と言われてしまう理由』と、そういう時にも効果的な、歯垢を落とすコツと方法。 「毛先の断面」を意識する。 』)

でも、読まなくても分かるようにサクッと書いてしまうと、(笑)

歯磨きは、歯ブラシやワンタフトブラシなど、使うブラシの「毛先の断面」を意識すると良い、という記事で、

歯を磨くときは、この歯ブラシ等の「毛先の断面」を歯面に当てると、
その歯面についた歯垢を、ブラシの毛先の断面がとらえることになり、

さらに、その毛先を、隣の歯まで引きずって時に、歯垢がおちる、
のではなく、
(歯面と歯垢に当たっていたブラシの毛先が、
隣の歯に移動して、毛先が歯面から離れて当たらなくなった時ではなく、)
毛先が、その歯面の上についたまま動いた瞬間、
(毛先を、歯面と歯垢に当て続けて、その場から移動させずに揺らし続けたときが)
歯垢が落ちやすい、
という記事でした。

 さて、歯垢のよく落ちる歯の磨き方では、「三面磨き」という方法も、よく用いられるのですが、
「歯の面」を考え、つねに、歯の面に対して、歯ブラシの毛先の断面を直角に当てる方法です。

例えば、前歯の表側なら、
歯を磨いて、磨き残しやすい場所は、ココです。

(写真のピンクの線の部分)



前歯の面を、表側の「左、正面、右面」などと三面に分けて、
歯ブラシの毛先の断面が、歯に直角に当たるようにします。
(歯垢は、毛先の断面が歯と直角に当たった時、歯から剥がれて落ちやすいです)

まず、左側の面。
歯ブラシの毛先の断面を直角に当て、ココに当ててから、揺らします。

つづいて、
正面。


右側の面。

歯の面を、3面に分けて考え、
それぞれの歯面に対して、歯ブラシの毛先を直角に当てているのが分かりますか?

これを、歯の裏側も、同じようにして磨きます。

歯の裏側も、

まず、右の面。
歯面に直角に、歯ブラシの毛先を当てる。


正面。


左側の面。


と、いうように、歯ブラシの毛先の断面を、歯面に対して直角に当たるように当てて、磨きます。

普段、前歯の裏側を磨くときは、
一本一本、右側から当て、左側から当てる、というふうに、「角度をつけて」動かすだけで、磨いた後、歯がツルツルになっている感じがすると思います。

と、いうことで、
歯ブラシの毛先の断面を、歯面に対して、直角に当てることを意識して磨くと、
歯垢は落としやすくなると思いますが、

「歯磨き」は、歯垢を落とすということと、弊害がでないことが大切で、
「歯垢を落とそうとして、一所懸命に磨くと、弊害がでやすい」ということがあります。
必ず歯科医院で直接口の中を診てもらい、ブラッシング指導を受けて、歯科医師、歯科衛生士の指導の元に行ってください。

 

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