魔法研究と、ただのつぶやき

北海道、素敵なところ

(1)フロスは、スゴい! 歯と歯の間の歯垢が取れる、だけじゃない。 歯周病予防、口と全身の健康の、スゴイ効果。 ホルダー付きならカンタン。

 今までの記事の要点をざっくりまとめると、
①歯は何もせずにいると、多くの方が高齢になるにつれて歯が抜けてしまうのですが(歯周病)、
それを救う方法は、定期的に歯科医院に検診に行って、クリーニングを受け、歯の磨き方を教わって実践すること。
②歯周病の原因は歯垢(しこう)という歯につく白色に見える菌で、
歯周病の予防や治療は、主にこれを取る。(意外に単純)
③歯科医院で歯磨きの仕方を習うのは、習わないで歯を磨くと、「歯」を磨こうとして、肝心なところが磨けず、歯周病を信仰させてしまうことが多いからですが、
その、肝心な所とは、ココ。(ピンクの線の部分)
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④毎日歯磨きしていても、実際には歯垢が落ちていない、つまり「磨いているつもりで、磨けていない」ということが、歯周病で歯を失う原因であることが多いのですが、
なぜ?歯がみがけていないのか?ということを、分かりやすく解説してみると、
実は普通?の歯ブラシを使っても、歯ブラシと歯の接する面積は、非常に狭い範囲。
これを、昔なつかしの中学校の数学の教科書に載っている図形で説明すると、この図。

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という記事を書いて来ました。

ちょっとユーチューブのショート動画で見かける、「雑学」とか、「何とかに関しての知識」の小ネタのような書き方になりましたが(笑)、ざっくりいうと、歯周病で歯を失わないためには、 ↓ ピンクの線の部分についている歯垢がキレイに取れていることが必要です。
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さて、そのために「歯ブラシの使い方を工夫する」ということをお伝えするのが王道なのですが、
今回は、先に、手っ取り早く歯ブラシ以外の補助用具を使ってみる方法を書いてみたいと思います。
(今まで磨けてないところを磨く用具を使うことで、今まで落とせなかった部分の歯垢が落とせて、歯垢を落とせる範囲が広がる、という作戦?)
例えば、意外と多くの方が使っていない、「フロス」。

 糸ようじなどで市販され、一般的にも知られるようになった「デンタルフロス」ですが、

フロスが、まだ一般に浸透しておらず、
まさか「糸」で歯を磨くなんて、という感じの時代から、
今はスーパーマーケットで手に入るぐらいの広がりを見せました。

そこには、必ず誰かの努力があったハズで、 ここまで人に知られていなかったものを、一般に浸透させたことは、素晴らしいですが、
「まだフロスを使ったことがない」という方も、
ここで、乗り遅れてはいけません。(笑)

正直にお伝えすると、
「私はとっくにフロスを使っている」という方のほうが、まだ少数派なので、 ここからしれっと、合流していきましょう。(笑)

 フロスは、ただの糸のようにも見えますが、本当に凄いアイテムで、
アメリカの歯周病学会が「フロス オア ダイ」 (フロスをしますか? それとも、死にますか?) というスローガンを掲げるほど、多くの歯科医師から推奨されています。

私も、フロスは、「そんなに推しますか?」、と思われるぐらい、推してしまうアイテム。

フロスを使っている歯ぐきの状態は、とてもシャープで、キレイに保ちやすく、
歯と歯の間からの口臭も、取り除いてくれ、
歯医者さんで起こる、
『歯を磨いているつもりなのに、歯科医師や歯科衛生士さんから「磨けてませんね」と言われてしまう問題』も回避しやすい、
多くの方々の歯周病の悩みを解決してくれる、アイテムだと思います。

 さて、さらに、「なぜ? フロスは凄いのか?」を深堀りすると、
実は、フロスは、歯と歯の間の歯垢を取り、 虫歯予防に最適で…、というだけのものでは、ありません。

  フロスの凄さ。 それは、歯周ポケット(歯肉溝)に直接入って、そこの歯垢(菌)を除去できる。
家庭で、歯周ポケット(歯肉溝)の中の掃除をできるアイテムということも大きいと思います。

ホームケアで、フロスほど、痛みなく、直接歯周ポケットの中まで、入りこんで、歯垢(菌)が取れるアイテムは、他にない、と思うほど、素晴らしいアイテム。

上の写真、フロスの糸が、歯周ポケット(歯肉溝)の中に入っているのが、分かりますか?
(分かりますか? と、書いておいてなんですが、
非常に見づらい。(笑)
歯も白、その上、フロスの糸も透明なので、「よく目を凝らすと」、分かるかも。(笑))

こんなに直に、直接、歯肉溝の中の細菌が取れる。
(ここに入り込めるアイテムが、他にあまりない感じ)
これが、歯ぐきの炎症に、歯周病予防に、治療に、とても効果的です。

 実は、この中(歯周ポケット、歯肉溝)の歯垢(バイ菌)が、毎日の家でのケアで落とせることで、歯周病の予防だけでなく、治療にもつながり、
全身疾患からも、身体を守ることのできる、とても重要なことだそうです。

 フロスには、指に巻きつけて使う、本格的なモノもありますが、 「糸ようじ」など、気軽に、市販で、ホルダー付きで、使い捨てのモノも売っていて、カンタンに使えます。

しかも、安くて、手軽で…、 比較的簡単に当てることができて、 と、なると、 もはや、使わない理由がみつからないかも。

歯ぐきを傷つけないように、優しく使うと、
汚れは落とすのに、美しい歯間乳頭を保てる優れものでもあり、
また、口臭対策。 フロスは、歯垢による口臭除去にも、効果的です。

 確実に、歯周病予防にも、治療にも、全身に回ってしまう菌を減らすことにも、 効果ある優れもの。

フロスは、ただの糸でも、 細かすぎるところを磨く、面倒くさいものでもなく、 神経質な人が使うもの、でもない。
気軽に使えて、効果絶大のアイテムで、 友歯科衛生士さんも、フロスなしでは、 磨き残しがでるかも。 ぐらいの、すごいアイテムです。
(フロスを使うと、不器用な方も、かなり歯垢除去ができます。)

しかも、歯と歯の間に入れればいいので、 歯ブラシのように、角度が難しいてきな、テクニックは少なくて済みます。
(歯ぐきを傷つけないように気をつけて、無理のない範囲で、上下に動かすと、磨けます。)

 ということで、フロス。 使い方はとても簡単です。

 歯と歯の間に入れて ↑ まず、右の歯の歯と歯ぐきの間から、 傷みなく自然に入る範囲で、歯肉溝の中に入れて、 汚れを落とします。
そして次に、左の歯の歯肉溝に少し入れる感じで、汚れを落とします。
それを全ての歯の間で行う。

使うと簡単に、歯ブラシで落とせなかった部分の汚れが落ちるので、
「まず、使う」そして、使い慣れていくといいと思います。

歯肉溝の奥に入れすぎると傷つけることがあるので、無理せず少しだけ歯ぐきに触らせる感じで使って、使い慣れていくといいと思ます。

ただ、一人一人歯の形も違い、力加減のクセもあるので、
必ず歯科医院で、歯科医院で歯科衛生士さんに直接指導してもらって、使い方を習い、磨いてください。