友歯科衛生士のブログ

歯を残すためのブログ



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歯科医院に通院し歯科医師直接の指導の元に行うことが必要です。

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1. 歯周病とは。 動脈硬化(心筋梗塞や脳梗塞)や糖尿病、認知症など、全身疾患と関係。

 歯周病とは、口の中のバイ菌(歯垢)が、「歯と歯ぐきの境目、溝(歯肉溝、歯周ポケット)」から入りこみ、そのバイ菌の感染で起きる、炎症性の病気。

「炎症性」というと、熱がでたり、痛みが出たり症状があって自分で気づくものが大半ですが、
歯周病には、それがなく、無自覚のまま進行して、 気付いたときには、歯がグラグラして、抜歯になる、ということが多いのが特徴です。
(と、書くと、脅かすようですが…、
事実です
と、さらに脅かす。(笑))

 歯と歯ぐきの境目、溝(歯肉溝、歯周ポケット)って、どこ?! という感じですが、(笑)

ココです。

歯垢(菌)は、ココから、入ります。

よく「歯垢(しこう)」といって、歯につく白く粘ついたカスのようなものがありますが、
実はこの白い歯垢が、ばい菌の塊。

単純ですが、この歯垢を、歯ブラシ等で取り除くことでも、 簡単に歯周病を防ぐことが出来ます。

とも歯科衛生士さんは、「歯垢」を患者様のお一人お一人に、顕微鏡で見せて、 正体を知っていただく仕事をしていたのですが、
タダの白い、粘ついた固まりに見えている歯垢が、 顕微鏡の中では、ワッと元気いっぱいに動いている細菌の塊だということが、 動きのあるインパクト強めの映像で分かり(笑) 皆さん大変驚かれていました。

  この歯垢が、歯肉付近にたまり、歯肉溝から入って、歯ぐきに炎症を起こし、
歯と歯ぐきの境目の溝(歯肉溝、歯周ポケット)から、 どんどん中の方に入り、奥に潜り込んで進行していきますが、

歯ぐきに炎症が起き、赤味や腫れ、出血などがあっても、 また、たとえ歯を支える骨が溶けていても、 全く「痛みがなく」進行することが多い、

気づいたときには、抜歯ということになり、
多くの歯を失ってしまう、こわい病気だと思います。

 つまり、歯周病は、全く痛みなく進行し、気が付いた時には、歯がぐらついて、歯を抜くことになる感じの病気ですが、
それだけではなく、菌が口の中にとどまらず、全身に移動することで、全身疾患をまねいたり、噛めないことで認知症に悪影響があるなど、
動脈硬化(心筋梗塞や脳梗塞)や糖尿病など、全身疾患と関係しているそうです。

 歯周病(歯肉炎、歯周炎)の進行は、こんな感じで進みます。

 上の図、注目すべきは、歯の根の周りにある、グレー色に斑点入りで描かれている、「歯槽骨(しそうこつ)」。

歯の根の周りにある、グレーで書かれている骨(歯槽骨)が、 図の一番左側の「正常 」の時にくらべ、
図の一番右側、「歯周炎」になると、溶かされて、減っているのが分かりますか?

 歯槽骨は、歯が植わっている骨なのですが、 歯垢(細菌)が、歯周ポケットの中に慢性的にいることで起きる炎症によって、 溶かされて、減っていきます。

ふつうに考えると、「骨が溶かされて、膿を持っていたら」、たいてい、熱があったり、痛みが出るのですが、 この、痛みが、ない。
痛みや不快な症状が、全く出ないまま、骨が、徐々に溶かされて、減っていき、 歯を支える部分の骨がほとんど溶けて、
最後は、歯がグラグラに揺れて、抜けていく。
これが歯周病で、以前は、歯槽膿漏(しそうのうろう)と、言われていました。

 歯周病は、歯垢(細菌)が、 最初、歯ぐきの炎症を起こすだけのところから、徐々に奥に入り込み、 歯を支える骨に炎症を起こして、溶かし、ついには歯を支える骨の多くを溶かして、 そのまま治療しなければ、 歯がグラつき、抜けてしまう、という経過をたどります。

 さて、こうならないための予防ですが、 簡単です。

 定期的に歯科医院に通って、歯石除去とクリーニングを受け、細菌を取ってもらうとともに、歯科医院の管理下に入ること。

 歯周病を防ぐための歯ブラシの使い方も教えてもらい、実践されてください。

歯石除去とクリーニングは、とても有効な歯周病対策であると同時に、 歯科医院にいくことで、歯周病がひどく進行する前に、治療してもらえることで、 歯を残せる率が格段に高まります。

 また、歯周病など口の病気は今、 歯が抜ける、だけではなく、心筋梗塞や脳梗塞(動脈硬化)、心内膜炎、糖尿病、低体重児、早産、誤嚥性肺炎、関節炎、メタボリックシンドローム、認知症など、 全身の疾患に影響し、 口腔内清掃、クリーニングをし、歯周病を防ぐことが、一生の身体と心の健康につながるそうです。

もし、体調にすぐれないことがあれば、まず、口の中を清潔にすることで、
健康的な生活に近づくことも多いと思います。

 自分一人の力では、どうしようもないことも、 歯科医院にいけばプロが難なく解決、ということもあると思います。
今、健康でも、そうでなくても、
ぜひ、まず歯科医院に行って、歯科のチェックと、歯石除去とクリーニング、ブラッシング指導をなどを定期的に受け、 歯と、全身、心の健康を守っていただきたいと思います。

 

次の記事 『2. 「歯垢(プラーク)」とは? 歯周病の原因と対策。 歯周病の治療法。

 


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