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4.『水天宮』北海道の小樽の街と海を、上から見守る神社。人気の観光通り近く。(小樽、神社めぐり一日で5社。公共のバス移動)

 小樽観光のメイン通り『堺町通り商店街』にほど近く、急坂を上ったところにある『水天宮』は、「小樽市重要眺望地点」。

高いところから小樽の海と街を見渡せる、大変眺めが良いところなのですが、
その分、登るので、行くときは、急な坂道になります。
(当たり前といえば、当たり前なのですが、この事実に、直面してようやく気付く私。(笑))

(でも、この道が、ちょっと素敵なアリエッティを思いおこさせる階段だったりする。)
(季節によります。)

今回参拝した日は、公共のバスと徒歩で、北海道小樽市の神社を5社、回ったのですが、水天宮は4番目。
①龍宮神社(りゅうぐうじんじゃ)
②潮見が丘神社(しおみがおかじんじゃ)
③住吉神社(すみよしじんじゃ)
のあと、徒歩で『水天宮』(すいてんぐう)へ。
この後、天狗山神社でラストです。

なので、この順番の続き記事になります。
( この記事だけでも問題なく読めるように書いています。もし、よろしければ前の記事もお読みください。)

小樽、神社めぐり一日で5社。公共のバス移動でスムーズでした。①龍宮神社

『潮見が丘神社』 色のコントラストが美しい印象的な神社。 小樽、神社めぐり一日で5社。公共のバス移動

『住吉神社』花手水が美し過ぎ、3回目の参拝。 小樽の神社めぐり一日で5社。公共のバス移動

 

 さて、結果的に、その急坂を登ったことが、思い出になったりするのですが、
その体力があるか? そのことを楽しめるか? というのも大切な問題。
前回お参りした時、水天宮の前にタクシーで来ていた外人さんカップルがいて、
私も、「いい! その方法!!」(次は私もタクシーをつかおう!)と思ったのですが、
今回参拝した③『住吉神社』から、④「水天宮」までの道は、始めはむしろ下りで、おだやかな気持ちの良い散歩から入り、小樽の街の描かれたマンホールや、地元の安く新鮮な八百屋さんなど、素敵な散策をしているうちに、水天宮の近くなって、いきなりの急坂!というコースなので、
「タクシーで来ればよかった!」と思う時点では、もう水天宮が目の前。
(坂の距離じたいは、わりと短い)
いまさらタクシーを呼ぶ?! という感じですし、車通りのある道でもなく、
そろそろ休みたいかも、と思う時点は、水天宮に上がる階段の途中という状態だったりするので、結果的に徒歩で来ました、という感じになりました。


( ↑ 小樽運河のガス灯が描かれた、マンホール。ガス灯の上には、ちゃんとかもめも飛んでいる。
こんな地元の景色を見ながら友達と散歩するのは、楽しい。)
(実際にこの光景をみたときの私のブログ記事。(かもめも写ってます)
観光の名所『小樽運河(おたるうんが)』は、大切な人と歩きたい、一生の思い出、印象に残る場所。 でも、一人旅でも大丈夫、カメラを持つと魔法のように溶け込めます。』)

歩いて来れる健康があるということに感謝で、いろいろな発見もあって、歩いてくる良さはあると思います。

住吉神社から水天宮まで歩く時間は、グーグルマップで検索すると19分位という感じでしたが、実際には上り坂が急で、休憩しながらゆっくり行くと、もっとかかるイメージです。
(時間測るのを忘れて、正確には分からない…。25分くらい?)

(『水天宮』は二度目の参拝。一回目の参拝の記事はコチラ。

『水天宮 (小樽市)』 海も見守るご夫婦の神様。狛犬さまとバチッと目が合う。鳥居くぐったら、お寺と教会。 御朱印あり。外人さんがタクシーで乗り付ける。小樽市重要眺望地点。

実は、水天宮は、小樽の有名な観光通り『小樽堺町通り』の近くでもあります。

小樽というより、北海道のお菓子屋さんとして有名な『ルタオ』(小樽をもじってつけられたネーミング)の本店から、通りを挟んで向かい側にある小道に入り、ほどなく右折する。


(中央正面にあるオシャレな建物が、ルタオ本店。)
(ここでよく試食のお菓子が配られていて、非常に美味しい!)

 ↑ ルタオ本店から通りを挟んで向かいにある、この道に入って、右側を見ると、
 ↓ なんとなく上れそうな、坂道に続く道が現れる。

この坂道の後半が、意外に急階段。 でも、アリエッティを思い出させるような素敵な風景。

そして、この坂を上がり切ったときに見える光景も、また素敵。

この水天宮の創祀は安政6年(1859)と伝えられており、
その「伝えられている」という時点で、歴史を感じるのですが、
北海道開拓の歴史が150余年であることを考えても、北海道の中では古くから祀られている神社だと思います。

御本殿は、小樽市の歴史的建造物に指定されていて、大正8年に改築された建物。

風格のある御本殿。人々が心を込めて神社を建立し、大切にしてきた思いが伝わるようなたたずまいです。
和風建築が美しく、歴史ある木造建築の独特な色合いが、真摯な祈りを捧げるのにふさわしい重厚感を感じさせます。

 狛犬様も大きくて立派。
この神社をお守りしている気概が感じられます。


大きくて迫力があります。


「水天宮由緒略歴」 

「創立 安政六年創立

御祭神
弥津波能売神(みづはのめのかみ)
保食神(うけもちのかみ)
伊邪那岐神(いざなぎのかみ)
伊邪那美神(いざなみのかみ)

御例祭日 6月14日、15日、16日

由緒と歴史
大正8年 社殿改築
大正9年 御遷座式
(水天宮多賀大神)

史跡
日露樺太国堺測定基準地及び国境標

平成六年(1994年)に本殿と拝殿が小樽市指定歴史的建造物となりました。」

 

 境内には、石川啄木(いしかわたくぼく)氏の句碑、三ツ谷謡村(みつやようそん)氏の歌碑、河邨文一郎(かわむらぶんいちろう)氏の詩碑なども点々とありました。


「かなしきは 小樽の町よ 歌ふこと なき人人の 声の荒さよ」石川啄木

 


「柳絮(りゅうじょ)とび 我が街に 夏 来りけり」三ツ谷謡村

 

 水を思わせるような鏡のなかに文字が書いてあるオブジェのような詩碑。
本物の境内の木々が、鏡に映っています。
河邨文一郎氏の詩「山上の旗」。


 ↑ 本物の木々が鏡に映っているのに、まるで絶妙なバランスで書かれた絵のよう。

「山上に立つ。
実に久しぶりに、傷だらけの心を ふるさとの海の紺碧に曝す。
水平線を弓なりにたわませ おれはつがえられた一本の矢、 張りつめた弦の痛さに立つ。

いま悲しみはその深さだけ深い夢に変る。
おれは満ちてゆく、潮騒に かもめらの叫びに、舩唄に、夕凪に 海のように。
しかし満ち足りてはならぬのだ。

風よ来い。
北斗七星の凍れる座からまっしぐらに おれの拡げたもろ腕の下に来い。
きびしさに引き裂かれる旗におれをしろ。
自らを燃やしつくし透明をめざす陽炎、 山上の旗におれをしろ。」河邨文一郎


詩碑の隣に手水舎。 水はなく、現在使われていないようです。

そして、その隣に、何かがおいてあったであろう台。

こんな感じで並んでいます。

この時は、私達の他にも、2~3人が参拝されていました。

この水天宮は、『小樽市重要眺望地点』となっていて、

小樽の街と海を一望できます。


御本殿の向かって左横に、お稲荷様が祀られた朱色の末社があります。


向かって右側には、「旧樺太日露国境中間標石」のレプリカ。
(看板の後方、柵の内側にあるらしい)


 水天宮の社務所では、御朱印も手書きで直書きしていただけました。


 社務所を外から見ると、こんな感じ。

(社務所正面)

『境内』の文字が鏡文字になっていますが、
社務所の中から見ると、ちゃんとした文字になります。

お参りを終えて、帰りは、正面の参道?鳥居をくぐって帰ったのですが、
鳥居前の灯篭が、ある意味、非常に時代の移り変わりを感じさせる状態になっていました。

社務所前の階段を下りると、この看板。

社務所から、階段を下りてきたところにある看板の前の道を渡ると、
正面に階段があり、鳥居が見えます。

お参りの余韻と共に、階段を下りて、右手にある教会も素敵、そして少し先に鳥居。

鳥居をくぐり終えた後に、振り返ると、こんな光景。
(奥に見えるのが、今降りて来た階段)

で、

鳥居前の、灯篭が…。

灯篭が…。

多分、昔は、広い土地で、建物も少なかったところから、
時代の変容を経て、

今、こんな感じ。

神様の灯篭は残したい、でも、ここは私の土地、家を建てたい、
みたいなことなのかも。
と、勝手に推察。

ギリギリな感じで、お家が建っています。
(どうやって建てたのか?が、逆に気になる。)

多分、ご奉納された大正九年には、建物もあまりなく、広い土地だったのではないか?
と、勝手に推察。

この先には、橋があり、こちらの道からの参拝時には、橋を渡ると灯篭があって、鳥居があって、階段を上がると水天宮という感じの道。

人の寿命は100年少しだったりしますが、それより長い年月、ずっと見守り続けてくださる神社。

北海道があまり開拓されていなかった時代から、人も増え、町になり、家も建ち、
時代の変容を感じる光景です。

神様がいつまでも弥栄で、楽しく、美しく、豊かで、幸せでありますように。

そんな感じで、水天宮のお参りをさせていただき、
この道をまっすぐ下ったところにある、有名な「ミツウマ」の看板がある花園公園通り抜けて、お昼を食べました。
(戦後まもなくからある3頭の馬の顔が並んだイラスト看板で、もはや小樽のシンボルてきな感じらしい。ミツウマのグッズもあります。)

 

 神様を大切にする先人の思いが、今に伝わる鳥居と、石灯篭。
周りに建物は増えましたが、その思いが、今も変わらず残っていることに感謝。

参拝させていただき、幸せでした。


次、☆ 5.『洋食 小樽 Muse(ミューズ)』 小樽の神社、公共のバスで一日5社の美味しい昼食。

 

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