舌足らず、などと言ったりしますが、
滑舌が悪く、何を言っているのか、聞き取ってもらいづらい人はいます。
ただ、欠点だと思われた、その言葉の不明瞭さ、聞き取りづらさを、
今は逆にウリにして活躍されているかたもけっこういらっしゃるのだそうです。
たしかに、テレビで活躍する方の中には、それも一つのウリにしてしまっているお笑い芸人の諸見里大介さんや、プロレスラー、スポーツ選手の方々もいて、
出てくると、みなさんチャーミングで面白い。
昔は欠点とされていたことが、個性になって売れるということもあるのだと思いました。
ユーチューブ動画
【プロレス】字幕必須!滑舌の悪いプロレスラーの対談【長州力、藤波辰爾、天龍源一郎】
さて、そんな個性も素敵ではあるのですが、
言葉が聞き取りづらい、活舌がわるかったり、発音や構音の悪さ、吃音などに悩んだり、治したいと思っている方もいらっしゃいます。
そういう時、どの病院に行けばいいのか?
何科にいけばいいのか?
という質問があるのですが、
(今まで大丈夫だったものが、悪くなった場合など、脳卒中などの可能性もあり、そういうときは脳神経外科になります。疑われる場合は早く行く必要があるそうです。)
歯科的に滑舌が悪い、というのは、
まず、ネットで検索して、それを専門としていたり、診察すると書かれているところが近くにあれば、そこで診てもらうといいと思います。
また、歯並びが悪いためだと思う場合は、矯正歯科に行って相談してみるのもいいと思います。
発音は、歯科だけではなく、耳鼻咽喉科など内科も関係して総合して声を作っているので、歯科に限らず、内科の医師で治療されている先生もいらっしゃいます。
もし、ネットなどで治療されている病院が見つけられなかったときは、大学病院の歯科で相談してみるといいと思います。
全ての大学病院に専門の先生がいらっしゃるかどうかは、分からないのですが、
よく紹介されるのは、大学病院の口腔外科。
まず、そこで相談して口の中の状態をみていただいて、発音が上手くできない原因が何か? を特定していただく、ということが多いと思います。
上手く発音できない、何を言っているのか聞きづらい方には、
まず、口の中の構造的に問題があって、舌の裏にある筋が付きすぎて、舌が上手く動かない等、
病院での外科処置がいることもありますし、
また、そういうことが全くなく、口の中の構造上は問題がないけれども、
舌の動きが少なくて発音が明確でない等、
ストレッチ的な舌の運動だったり、動きを円滑にすることで、発音を明瞭にできる、ということもあります。
なので歯科では、まず、口の中の構造、状態をみて、それがあれば解決したり、
発音が上手くできない理由を特定し、
言語聴覚士さんなどと一緒に訓練していく形が多いようです。
と、いうわけで今日の記事タイトル、
「滑舌が悪いときの病院は、何科にかかれば良いのか? 吃音、発音障害? 構音障害? 何を言っているのか不明瞭で聞き取りづらいとき。」、
皆さんが実際に通える病院を探すには、
(脳梗塞など全身の疾患が疑われる症状であるケースではなく、あくまで歯科の場合)
まずネットなどで調べて、それを専門にしている病院などが近くにあればがそこに行ったり、
歯並びが悪く、それが原因かもと思う場合は矯正歯科に行ってみる。
そういう情報がなければ、大学病院の歯科で相談してみるとよいと思います。