「毎日、歯を磨く」というのは、常識で、
逆に、毎日歯を磨かない、ということを、公言できる人は少ないようなのですが、
実は、毎日歯を磨く習慣のない方は、一定数いらっしゃいます。
そんな重大な告白を受けてしまった友歯科衛生士さん、
「え? 毎日歯を磨かないなんて、信じられな~い」と、
友歯科衛生士さん世代が若い女子だったころに流行っていた?「シンジられな~い」を繰り出したいところですが(笑)、
(今の世代の方は知らないかと思いますが、
若い?女性が、女性口調で「信じられな~い」と口にすると、ちょっと優位に立てるというか、上から目線になれるといいますか、
物事を何一つ解決していないのに、その一言で解決したような雰囲気を出せる、
そんな時代がありました。(笑))
気がつけば私くしも、そんなコワザが、もう通用しないお年頃。
(遠い目。(笑))
なので、ここはしっかりお母さん目線(年齢なり)で、習慣づけの方法を書いてみたいと思います。
さて、もうこれは持論なので正しいかどうかは分かりませんが、
習慣づけは、その人の中で「時間枠を作ること」だと思います。
「これをする時間」という時間枠がなければ、
しなくて済ませられてしまう、
例えば、学校に行ったり会社に行ったりすると「出来る」のに、
家ではダラダラと過ごしてしまい、「何も出来なかった」などと思ったりするのは、
学校に行ったら時間割があったり、会社に行ったら人目があったりして、
強制的に「それをする時間」(逆に言うと、「それしか出来ない時間」)
というのが設けられているのに対し、
家の中で、その時間を設定するかどうかは「その人しだい」。
その人の中で「それをする時間」(「それしか出来ない時間」)という時間枠を設けていなければ、
しないで終わってしまう、ということが大半だと思います。
と、いうわけで、友歯科衛生士さんのブラッシング指導では「歯磨き習慣のない方」には、
「歯磨きをする時間」という時間枠を作ってもらうことを意識してもらいます。
「歯磨きする時間枠」をどこで取れるか? 考えてみてください。
(人それぞれで違う時間になると思います)
ただ、実は、今まで歯磨き習慣のない方が、新たに「歯磨きをする時間」を作り出すというのは、意外に大変です。
「忙しくて時間なんてない」という人に、
「ほら、あるでしょ! あの時、ボーっとしてたよね」、
なとど言ってみても…、
今まで、何もせずにボーっとすることを楽しんでいた至福の時間、
それを削れ、と言われても、なかなか出来ることではない。
(共感。(笑))
そこで、そんなときには「今ある時間枠」に、「歯磨き」の時間を入れ込みます。
昔は「テレビを見ながら歯を磨いてください」と言っていたのですが、
今は、「YouTube(ユーチューブ)を見ながら歯を磨いてください」などいう感じです。
つまり、もともとある「YouTubeを見る時間」という時間枠に、歯磨きタイムを入れ込む。
「YouTubeを見る時間」=「歯磨きをする時間」、
にしてしまうのも、いいと思います。
これ、ユーチューブを見るパソコンの前に、歯ブラシと鏡を置いておくと、
意外に出来ます。
(スマホで見る人は、いつもスマホを見る場所に、歯ブラシと鏡を置いておきます。)
さて、「歯磨きをする時間」はこれで決まりましたが、
(「歯磨きする時間」は人それぞれなので、ユーチューブの人もいれば、それ以外の人もいると思います。自分に合った時間枠を見つけてください)
問題は、ここから。
歯磨きが楽しいと思えるかどうか?
そもそも、歯磨きってしなければならないものなのか?
人は、しようという意志があり、
さらに、楽しいと思えなければ、なかなか出来ないものだと思います。
では次回から、この歯磨きを、したいなと思えるものに変えていきたいと思います。
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