若い女性が、食後に爪楊枝(つまようじ)で、シーハーする姿は、あまりお見かけしませんが、
大人になると、歯と歯の間に隙間ができてそこにモノが挟まり、
段々、つまようじの有難さが分かってきたりします。
「武士は食わねど高楊枝」は、食べていないけれど、食べたと見せるパフォーマンス的な使い方ですが、そんな言葉が言われるほど、昔から食後に皆が使っていた爪楊枝。
(メジャー)
以前は、もっと多くの飲食店に置いてあった気がします。
でも今は、以前よりも、人目を気にする時代になり、人前でシーハーすることに抵抗ができ、
食後、つまようじを使う姿をお見掛けすることが、少なくなりました。。
そんなふうに、飲食店の中で、食後すぐに使うことが少なくなった気がする爪楊枝(つまようじ)ですが、
逆に見かけることが増えたのが、職場などの外出先でも、化粧室などで歯磨きをする姿。
歯ブラシを持ち歩きするための、携帯用ケースもオシャレな物がいろいろ出てきて、
昼食後に歯磨きする方をお見掛けすることもよくあることになりました。
さて、本当はしたい、でも、人目があるからできない?
のかどうかは、定かではありませんが、
人目が無ければ、多くの人に使いたいと思われる「つまようじ」。
実は、歯磨きのブラッシング方法にも、「つまようじ法」という名前の方法があります。
(岡山大学名誉教授 歯学博士の渡邊達夫先生が、「一生自分の歯で食べられる社会」を目指して、研究を積んで確立した歯磨き方法だそうです。)
で、ですね、
この「つまようじ法」なんですけれども…、
これが……、
本当に、スゴい!
ここからは、私の個人的な感想ですが、
とにかく、歯周病の治りが早くて、
かなり高確率で、歯周病の治療に必要な、歯ぐき近辺の歯磨きにアプローチできる印象で、
あるていど年齢が上がり、歯周病が進んできている方々には、「つまようじ法」でブラッシング指導したいと思うことが多くある感じでした。
私が「つまようじ法」にハマった?きっかけは、
歯ブラシマニア?のとも歯科衛生士さんが、「つまようじ法」の歯ブラシ、
『つまようじ法歯ブラシ V-7 』を買って試してみたところから始まるのですが、
それまで、歯周病の患者様に対して「バス法」という磨き方をお伝えすることが多かった友歯科衛生士さんとしては、全く違うアプローチの歯磨き法で、
それまで「つまようじ法」に持っていた私の勝手なイメージや予想に反して、
予想を超えた早さで、ぐんぐん良くなる歯ぐきの状態。
この歯磨き法、効果的だと驚きました。
そして、個人的な勝手な感想ですが、
歯ブラシの毛先が、歯と歯の間をを抜けてくる時が、もう最高に心地よく(笑)、
これは、「磨けているのか、磨けていないのか、分からない」という患者様の不安を、
ハッキリ解消できる。
(ブラシの毛が、歯間を通って、抜けて来たか、そうでないかが、ハッキリと分かりやすい。)
歯間の隙間が空いていないところは、抜けないところもあるのですが、
口の中で、そういうの所があるのも含めて、患者さん自身が「歯磨きできている実感」を感じやすい磨き方でもあるように思いました。
と、いうわけで、友歯科衛生士さんの個人的感想。
個人的に思う「つまようじ法」の面白さは、
何と言っても、歯と歯の間を突き抜けてくる、歯ブラシの毛が快感。
なんでしょう、これ。
もう、やめられません。(笑)
つまようじ法は、教えてくださる歯科医院も多く、
公式でユーチューブなどでも磨き方を教えてくださっているので、
ぜひ歯科医院で聞いて、習ってみると、歯周病に効果的だと思います。