歯科については、コチラの記事から順番に読んでいくと、分かりやすいです。

別サイト『友歯科衛生士の「長く、歯を残すためのサイト」』

 

 


※ブログの情報や磨き方等が皆様個人に合うとは限りません。歯ぐきの擦り減り等の弊害もあるので、安全のため必ず医師、歯科医師直接の指導の元に行ってください。

歯科先進国スウェーデンの方法。 日本でも、個人で受けられます。

f:id:hahasyufu:20200112100920j:plain

 スウェーデンが、歯科先進国といわれるのは、
1970年代から国家プロジェクトで、「予防歯科」を取り入れたことで、
それまで多かった虫歯や歯周病による抜歯数を、激減することに成功したため。

国が予防歯科を導入する前は、抜歯数もかなり多い本数にのぼる状態だったのですが、
国民への歯科受診のプロジェクトを進めた結果、

70歳での残存歯数が、日本の16.5本に対し、スウェーデンでは21本。

スウェーデンの抜歯数は大きく減り、「歯科先進国」と言われるようになり、
日本がかなりの後れをとってしまった形です。

 では、その「予防歯科」って、何?

という話ですが、一言で言うと、
まだ虫歯や痛みなどの、自覚症状が全くなくても、定期的に歯科医院に通うこと。
(文字どおり、「予防歯科」。)

スウェーデンでは、その費用が国の予算でまかなわれて、無償で歯科医院を受診できる、という部分が大きいのですが、

ただ、無償にまではなりませんが、日本でも、保険はきくので、
(日本では、保険証の割合が、人それぞれ違うので一律ではありませんが、個人の負担はだいたい1~3割負担。)
そこは1~3割負担でも、個人で歯科医院にかかって、予防歯科を受けられた方がいいと思います。

予防歯科って、何をするのか?

というと、具体的には、自覚症状のないうちから、歯科医院に行って、歯科医師に診てもらい、
虫歯や歯周病がないか? のチェックを受けたり、
歯石を取ってもらったり、歯のクリーニングを受けたり、
毎日の歯磨きで、歯垢(虫歯や歯周病の原因となる菌)を落とす方法を教えてもらったり(ブラッシング指導)、
なとどいうことを行います。

つまり、確かに国レベルで見ると、スウェーデンは歯科先進国で、
日本のほうが抜歯数が多く、後れを取っている形になりますが、

個人で歯科医院に行くなら、
日本の歯科医院は、コンビニより多い件数がある、という通いやすさ。

個人の意思で歯科医院に定期的に行けば、無償ではありませんが、保険適用の受診料で、歯科先進国スウェーデンと同じように、ケアを受けることが可能です。

現在は、このことを知り、定期的に歯科医院に通っている方々も多く、
また、歯科医院で、治療後に定期検診に入り、予防歯科のケアをしてくれることも多いので、
この定期検診を受けられている方々は、いわゆる歯科先進国レベル。
きちんと予防歯科が受けられている方々も多くいらっしゃいます。

自覚症状なく、知らない間に歯周病が進行していて、ある日突然のように、
何本もの歯が抜歯になるほど病状が悪化していることを知らされたり、
歯科医院で、「あと10年早く来て下されば、助けられる歯が多くあったのですが…」てきなことが少なくて済む、
それも予防歯科の良いところだと思いますが、

 日本で歯科先進国スウェーデンなみに過ごす方法、

単純にいうと、歯科先進国スウェーデンと、日本の差は、
歯科医院に行くかどうか? を決めるのが、
国が推奨しているのか? それとも、個人の意思なのか?
ということなのかもしれません。

現在、日本の歯科医院は件数も多く、条件的にも通いやすい状況です。

虫歯があり、歯科医院に通う機会がある方々は、
歯科医院で治療した後、そのまま定期検診に入り、予防歯科を受けられる、ということもありますが、
虫歯がなく、歯には自信がある、という感じの方のほうが、
逆に歯科医院に行く機会を失って、
歯科医院で診てもらわず、自覚症状がなく過ごしている期間に、
歯周病、つまり、「歯」自体ではなく、歯を支える歯の周りの組織の病気が進行し、
気が付いたときには手遅れで、抜歯になるケースがとても多いです。
(ちなみに、この歯周病にかかる割合は、30代でも日本人の80%が歯周病にかかっていると言われるほど高く、つまりほとんどの人が歯周病になり、症状も、自覚症状なく手遅れになる重度まで進行することが多いです。)

 子供のころから、歯科医院に行くことを義務付けられ、
当然のように歯科医院に、検診を受けに行く、という感じのスウェーデン。
(ここまで書いておいてなんですが、友歯科衛生士さんは、スウェーデンに行ったことがなく、聞いた話。(笑))

そんな半ば強制的にでも歯科医院に行く、というシステムがないため、
「何にも症状がないのに、歯科医院に行っていいのかな?」とか、行かなきゃいけないの?と思いがちな日本。

でも、だからこそ、日本では自分の意思を持って、自分の歯は自分で守らなければいけない、という感じです
(歯科医院に行く、という自分の意思が必要。)

もしかしたら、
「特に症状はないんですけど、歯石をとったり、定期的にクリーニングをしていただきたいと思って」と歯科医院に予約の電話を1本かけることで、

あなたの個人的な、歯科先進国が始まる。

ぜひ、定期的に、歯科医院に通っていただきたいと思います。

 

 

※ このブログでも皆様の参考になるように、歯科の知識、分かりやすく順番に書いています。

よろしければ、次の記事へお進みください。

次の記事 『歯を残すための知識。 具体的に書くと、ほぼホラー。