とも主婦の、健康研究ブログ。(友歯科衛生士)

理論派? ずっと自分の歯で食べられる生活。

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※ブログの情報や磨き方等が皆様個人に合うとは限りません。歯ぐきの擦り減り等の弊害もあるので、安全のため必ず医師、歯科医師直接の指導の元に行ってください。

「磨いているつもり」は、なぜ? 起きるのか? 歯は磨けていないのか? まとめ。

 歯に、歯ブラシを当てて、

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そこから、歯ブラシを後ろに動かし、

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手前に動かす

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歯磨きで、よくある、歯ブラシを前後にシャカシャカ動かす当て方ですが、
それで磨けるのは、青い線の部分だけ。

 

1本の歯に注目して見てみると、

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青い線のところだけが磨けて、赤い部分が磨き残し。

これが、歯医者さんでよく言われる「磨いているつもりで、磨けていない」という状態ですが、

 なぜ? このような状態になるのか?

歯を磨いているつもりで、磨けないのか? というと、

その理由は、多くの皆さんが思っているよりも、もっと奥歯は球体に近い形だからだと思います。

円の外周と、直線の関係で、
円(歯)と、直線(歯ブラシ)が接触するのは、1点(P)だけ。

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もはや、面で接しているのではなく、点でしか接してないことに注目ですが、
そこの部分しか、歯ブラシと歯が接触しない、
つまり、磨けない、ということになります。

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実は円と直線では、円の外周を全部カンタンに、直線に触れさせる(磨ける)方法があるのですが、

それは、「円のほうを回すこと」。

正直、歯ブラシ(直線)を動かして、歯(円)に当てるのではなく、
歯(円)のほうを一周グルリと回して、歯ブラシ(直線)に当てることができれば、歯みがきは簡単なのですが、

残念ながら歯は固定して植わっていて、
実際に歯がその場で一周グルリと回れるとすれば、それは…、

もう抜歯されている歯か、

エクソシストか? (笑)

(「エクソシスト」は、アメリカの有名な伝説的なホラー映画で、一番有名な場面は、
少女の顔が、回って後ろを向き、そのまま一周360度回転して、また正面に戻ってくるるシーン。)
(回るはずのないものが、回る恐怖。)
(無理。(笑))

もう、必死に歯ブラシのほうを動かすしかないわけですが、

さらに、悲しい?お知らせは、
歯は、歯ぐきに近い根元のほうが細く、
円というより、球体、と考えたほうがよい形。

たまにテレビ等で、スタイルの良い女性のことを「ボン・キュ・ボン」と聞いたりするのですが、
その、キュっとしまって細くなったウエスト部分が、
歯の場合、歯と歯ぐきの境目にくるイメージ。

そのため、先に、膨らんでいる歯の上のほうに、歯ブラシの毛が当たってしまい、
くびれて細くなったような歯の根元には、歯ブラシが当たらない、
つまり、根元に磨き残しが多くでやすい。

(実際には、キュッとしまった歯頸部の下が、またボンと膨らんでいるわけではないのですが、ここは、歯の「歯と歯ぐきの境目」の部分が、キュッと細くなっていることをイメージできるように書いています。)

この磨き残しを回避するために、前回の記事では、
(『なぜ? 歯は磨けないのか? 歯の形をカンタンに一瞬で把握。 このことを理解しておくと、歯の磨き残しは、劇的に減る。』)

まず、奥歯を磨くのには、歯の形のイメージを「球体」と、とらえて、
そこに歯ブラシの毛を当てている映像(イメージ)を、頭の中でとらえること。

歯が並んでいるのを、
口の中に置かれた数珠のような球体が並んでいる形のイメージを持って、歯磨きをすると、磨き残しが少なく、磨けることが多いということを書きました。
(実際、歯は球体ではありませんが、そのイメージで磨くと、磨き残しが出にくい。)

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例えば、
もし、あなたが、ビルの清掃員で、
ある日、ビルの入り口のエントランスの床に、球体のオブジェが置かれる。

床の掃除をするときは、この球体の下回りを掃除するのが、けっこうめんどくさかったりしませんか?

球体を磨くのも、平面のようにサッと一拭きではでは終わらない。

ブラシの毛を、球体のカーブに沿わせて角度を変えつつ、磨く必要があります。

そんなイメージです。

 しかも さらに、球体が一つではなく、数珠のように何個も連なっていたりしたら、
「球体と球体の間」の掃除は、細く通せるブラシ、
歯間ブラシを大きくしたようなモノが必要かもしれません。

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歯間ブラシを、球体と球体の下の間にある隙間に通す。
そんなイメージ。

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 自分の歯は、鏡を使わずに自分で見ることは出来ず、
初めて直接、自分で歯の形を見られるのは、抜いた後です。

なので、他人と話しているときに遠目で見る程度で、
歯の形を、まじまじと見て観察することは、あまりない機会。

とくに他人の歯でも見えづらい奥歯は、前歯とは全く違う形をしていますし、
鏡で、噛み合わせの面を見ることはよくあっても、
歯周病に関係してくるのは、奥歯の根元の部分。

よく歯科医院で、患者様は「歯が、磨けていませんね」と、指摘されたり、
(磨いているつもりなのに!)
テレビコマーシャルでも、「歯医者さんに褒められる歯に!」
と言われるぐらい、
歯医者さんに褒められる歯磨きは、なかなか難しかったりするのですが、

そもそも形のよく分かっていないものを、磨くのは大変です。

 実は、歯(球体状のモノ)を、歯ブラシ(直線状のモノ)だけで磨くのは、大変。

角度を変えれば、それなりにいろいろな部分が磨けるのですが、
できれば、歯ブラシだけに頼らず、歯間ブラシやフロス、ワンタフトブラシなどを使うことによって、
患者様のウデ(磨く技術)に頼らず、比較的簡単に磨けるようになるので、

結果、歯ブラシの他に、歯間ブラシやフロス、ワンタフトブラシなどを使って磨くのが、
結局、手っ取り早くて、早くキレイに歯垢(プラーク)を落とせる方法だと思います。

ということで、次回からは、実際に歯の汚れをとる磨き方を、書いていきたいと思います。

 

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