友歯科衛生士のブログ

歯を残して、幸せに暮らすためのブログ



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「Floss or Die(フロス オア ダイ)」、アメリカ歯周病学会のスローガンが、分かりやす過ぎる。

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「Floss or Die(フロス オア ダイ)」、
意味は、「フロスをしますか? それとも死にますか?」。
1997年に「アメリカ歯周学会」が出したスローガンだそうですが、
これ、あまり英語が得意じゃなくても理解できます。(笑)
(難易度低め)

ちなみに、2021年のスパイアクション映画 007シリーズの題名は、
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』。

末尾の「ダイ」だけ重なりますが、こっちのほうの意味は?」
「ノー・タイム・トゥ・ダイ」、

「まもなく、虹の橋をわたるぜ」てきな意味、

ではなく…、

「虹の橋をわたる暇などない」。
(ちょっと難易度上がる。(笑))

 さて、そんな英語が得意でなくても理解しやすいスローガン、
とも歯科衛生士さんのような日本人にもやさしいアメリカ歯周病学会の出した、
「Floss or Die(フロス オア ダイ)」。
(フロスしますか? なくなりはりますか?)

 正直、日本で、「フロスするか、死か」なら、多くの人が生きていないのではないか?
と思われるぐらいのフロスの普及率なのですが、
実はこれ、「今すぐ」、ではないことがポイント。

たまにブラックな歴史で聞く、中世や昔のコワイ話にありがちな? 毒を少量ずつ盛られる完全犯罪?のように、
ゆっくりじっくり、長い期間をかけてやられます。

 さて、そんな意味で、本当に体に良いこと。 健康を考えるなら、
実は「フロス」は、知ると本当に、使わなきゃ大損、と思うぐらい、素晴らしいアイテム。

その理由は、前回の記事にも書いたのですが、
(前回記事『実は、ものスゴい! 「フロス」。 歯周病治療と予防に、口臭に、歯ブラシに自信のない時にも効果的。』)

 歯周病の菌の巣窟、歯周菌の本陣である、歯と歯ぐきの境目の隙間(歯肉溝、歯周ポケット)の中に、直接入って、
ごっそり歯周菌を除去できる。

 ↓ フロス(青い線)が直接、歯肉溝の中(歯ぐきと歯の間の隙間)に入り込み、歯周菌を取り去っている絵。
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 歯肉溝に入り込む。
こんなことが、現実にできてしまう。
それが「フロス」。

 よく、歯ブラシだけで磨いて、歯科衛生士さんから「磨けてませんね」と言われたり、
歯磨きは難しい、てきな声を聞いたりするのですが、

フロスは、歯と歯の間に入れて、右(または前)の歯の歯肉溝(歯周ポケット)の中に入れ、そこで上下に動かして歯垢をとり、
次に左(または後ろ)の歯の歯肉溝(歯周ポケット)の中にいれ、そこで上下に動かして、歯垢を取ると良い、
というだけなので、
(フロスを「歯と歯の間」に入れた後、両サイドの歯(左の歯と右の歯で2本)、それぞれの歯肉溝にフロスを入れること。)
「磨けてませんね」ということも少なく、かなり難易度が低く、カンタンに使えます。

さらに、初心者にはホルダー付きのモノが使いやすくてお勧めです。

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歯科医院でみてもらい、歯石除去やクリーニング等を受けながら、フロスでここを磨くと、歯ぐきの炎症は、目に見えて、かなり早く改善してくる感じです。

 もしかしたら、今までの印象でいうと、
「歯磨きに、「糸」まで使う必要があるのか?」という、ちょっと神経質そうなイメージだったり、
「そこまでする?」というような、ちょっとハードルの高いイメージを持たれている方も多い感じの「フロス」ですが、

今の時代フロスは、歯ブラシ感覚で、毎日当たり前のように使うのがお勧め。

決して、「そこまでする?」ぐらいのハードルの高いモノではなく、
「当然、使うべきもの」ぐらいの感覚が持てると、
かなり口の中は清潔になり、歯周病が防げて、健康も守られる率が上がると思います。

 歯周病を防ぐことは、結果的に、全身疾患の予防にもつながり、
口の中に多くの歯垢(プラーク)があることで、
早産や低体重児出産から、肥満、血管の動脈硬化(心筋梗塞、脳梗塞)、誤嚥性肺炎、ひいては認知症にまで関係しているといわれているそうですが、

多分本当に、
「Floss or Die(フロス オア ダイ)」、
(「フロスをしますか? それとも死にますか?」。)

 長く健康で元気に生きていくのに、とても効果的なアイテムだと思います。

 

☆ 次の記事『なぜ? 歯は磨けないのか? 歯の形をカンタンに一瞬で把握。 このことを理解しておくと、歯の磨き残しは、劇的に減る。