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※ブログの情報や磨き方等が皆様個人の体質に合うとは限りません。安全のため医師、歯科医師直接の指導の元に行うことが必要です。

プロの常識は、非常識。「歯磨き」とは、どこを磨くことなのか? 意外過ぎる「歯磨きで、磨く場所」。(ブラッシング指導)

 どの業界でも、一般人の常識が、プロから見ると、「違うな」と思うことがよくありますが、
ということは、つまり、
プロの常識も、一般人にとっては、非常識。

歯科衛生士はよく患者様に、歯の磨き方をお伝えしたりするのですが、
(ブラッシング指導)

「歯磨きって、どこを磨くことなのか?」

最初の時点で、この認識が、患者様と、歯科衛生士の間でズレていたりします。

さらに、「どこをメインに磨くのか?」は、

子供と大人では、変わります。

つまり、小学校や、中学校で習った、歯磨きの方法は、大人になってからは通用しない。

そんなプロの常識。
(一般の人にとっては非常識。(笑))

 前回の記事でも、少し書いたのですが、
今回は、もう少し詳しく書いていきたいと思います。

 さて、「歯磨き」といえば、「歯」を磨くことですが、
歯のどこの部分に注目して磨くか?は、大人と子供では違います。

子供のうちに心配されるのは、「むし歯」。

そして、大人になって心配されはじめるのが、「歯周病」。

なので、20歳代と、30歳代では、
歯磨きの仕方を変えたほうがいいという意識をもったほうがいいと思います。

歯周病が進行しだす年齢は、「何歳」と決まっているわけではありませんが、
40歳になっていきなり慌てだす、のではなく、
30歳代で、意識を変えておくのが安全だと思います。

と、いうことで、
「虫歯」の対策をしたい、子供~学生のうちに歯磨きする場所は、「白い歯」の部分。下の絵で言うと、歯に書かれている「顔のある部分」を主にキレイに磨きます。

なので、小学校や中学校で聞く歯磨きの方法は、主にこの「白い歯の部分」を磨くような歯磨き法。

 

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ただ、30歳代や40歳代以降の年齢になってくると、
子供の時には、あまり進行しない歯周病が、大人になると進行しだして、
歯ぐきの中に隠れている、歯の根を支えている骨(歯槽骨)を吸収し(溶かし)出すので、

歯周病を防ぐ歯磨き法で、磨くのは、
歯周病の原因菌の入り口である、歯と歯ぐきの境目。
そこに菌(歯垢、プラーク)をつけないように、
下の写真の、ピンクのラインを主に意識して磨きます。

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「『歯磨き』をしましょう」と言われて、白い歯の部分を一所懸命に磨いていたのに、

歯科衛生士さんの見ていたのは、主に白い歯の部分ではなく、
歯と歯ぐきの境目(ピンクの線の部分)だった。

「え? 歯って、そこなのか?」と、思う人続出だったり(笑)

白い歯をピカピカに磨いて、光っているのにもかかわらず、
盲点だった部分に歯垢が残って、

歯科衛生士さんに
「磨けていませんね」といわれてしまう悲劇が、時々おこります。(笑)

 以前、木村拓哉さん主演のテレビドラマで、警護にあたるボディーガード役の皆さんが、任務に入る前に時計を見せあって時刻を合わせ「誤差なし!」と確認しあうシーンが見どころの一つになりましたが、

実は、ブラッシング指導でも、このことが大切なのかも。

歯周病の菌が、どこから侵入するのか?
「そこにつくと、悪化する」という場所を明確に認識できると、
例えば100%キレイに磨くことができなくても、ポイントを押さえ、
短時間でも歯周病の進行を防げる程度には、磨けたりする。

勉強でも何でも、「何が一番大切か」というようなポイントを押さえられるか、られないか?は、とても重要なことだと思います。

やはり要領は大切。

どこを磨くのか? という認識が違っていると、
一生懸命に歯磨きしたわりに、結果がともなわず、大変勿体ないことになるかもしれません。

「私は、歯科衛生士に習ったとおりの歯磨きをしている」と思っている方も、
歯磨きで磨く場所は、大人と若者では違ってくるので、
若者の頃に習った歯磨き法が、大人になってからでは、合わなくなってくる、と知っておくことが大切だと思います。

と、いうことで、実際のブラッシング指導では、まず「誤差なし!」、
とも歯科衛生士と、患者様で、歯磨きは「どこの汚れを落とすように磨くのか」という共通の認識がズレないように、時計の針を合わせます。

歯周病は、「歯と歯ぐきの境目が、歯周病の入り口」。
この境目にある隙間から、歯周病の菌が侵入を開始します。
そこの歯垢(プラーク)をとること。

歯周病を防ぐ歯磨きでは、歯と歯ぐきの境目(下の写真のピンクの線の部分)の、
歯垢(プラーク)を取る。
まず、そのことを意識していただきたいと思います。

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また、歯磨きで、歯を磨くときには、歯や歯ぐきを傷めないように、力を抜いて磨くことが大切なので、ぜひ、歯科医院で直接見てもらいながらブラッシング指導を受けて、安全に磨いてください。

 

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