ここから順に次の記事を読むと分かりやすいです『歯を残すための知識。 具体的に書くと、ほぼホラー。』

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※ブログの情報や磨き方等が皆様個人の体質に合うとは限りません。安全のため医師、歯科医師直接の指導の元に行うことが必要です。

自分の歯垢(プラーク)を顕微鏡でのぞくと、活発に動いている細菌が見える。

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 歯科医院に来院されて、口の中全体の検査をした後日。
まず、患者様ご自身の歯垢(プラーク)を探針の先で微量を取って、
顕微鏡で見ていただきます。

すると、ただの白い塊に見えていた歯垢(プラーク)が、活発に動いている細菌だという事実が、実感をもって分かる感じなのですが、

その分かりやすい映像、ユーチューブに載せてくださっていました。

雙葉デンタルクリニック様が載せてくださっている、プラークの動画。
これがけっこう、衝撃的。
 

実は雙葉デンタルクリニック様と友歯科衛生士は、全く面識がなく、本当にこの動画をお借りさせていただいただけなのですが、

歯垢がいつも取れていない方のプラークの菌数や動き方は、
いつもキレイにしている状態から採取したプラークのとは、やはり違い、
よりリアルな歯垢の状態。衝撃の画像を求めて、ユーチューブ動画を検索する友歯科衛生士。
(より菌数が多く、激しく動く、リアルな歯周病患者さんの動画……と探しながら…、ハッと我に返り、
「何してるんだ私」と、自分で思います。(笑))

私自身、自分の歯垢(プラーク)を初めて顕微鏡で見た時、
「動いてる!」
と、生きて動き回っている菌に、けっこう衝撃を受けました。

 歯周病は、30歳代で日本人の約8割が罹患し、年を追うごとに、重症化していくリスクが高まりますが、
この動画は、実際に患者様が歯科医院にいらした時に、ご本人の口の中から歯垢を採取して見ていただく映像に近く、
これだけ多くの細菌が、自分の口の中にうごめいている、ということをとても分かりやすく伝えてくださっていると思います。

 この細菌が、歯周病などの病気の原因と言われているモノですが、

プラークコントロールができていな状態(あまり歯磨きできてない状態)の方だと、やはり菌が多く活発に動いていて、
いつもキレイに磨けている方は、菌の動きも比較的少ない。

 先日の記事にも書きましたが、この菌の多さが、心筋梗塞や脳梗塞など、全身の病気にも関係していると言われています。

先日の記事『歯を残すための知識。 具体的に書くと、ほぼホラー。 』。 

 このプラークの動画も、ユーチューブで見ると、ちょっと他人事のように感じるかもしれないのですが、
歯垢は、ほぼ全員の口の中にあるので、歯科医院で、御自分の口から取った歯垢(プラーク)を顕微鏡で見ると、
すごく活発に動いていて、みなさん驚かれます。
(自分の口の中にいる、という逃れようのない事実。 誰のお口の中にもいます。)

 菌の中には常在菌もいて、全部が悪いものではないそうですが、
現実的に、歯ブラシ等や歯科医院のクリーニングで、この菌を減らすと、
歯周病は改善され、歯ぐきの炎症や膿が減っていき、
出血や口臭がおさまって、健康な口の中の状態になっていきます。

 逆に、歯ブラシ等が当たらず、この菌が増えてしまっている状態のまま、歯科医院で治療しても、
その場限りの対処法で、
原因が解決されてないので、また悪くなり、
治療しても、また何度も悪化を繰り返す結果になってしまう。

よく、「底に穴が空いた船」に例えられたりするのですが、
いくら歯科医院で、歯周病の治療をしても、
(水をかきだしても)
この原因となる菌の数を減らせないと、
(船の底にある穴を塞がないと、)
治療しても、改善が遅く、さらに、
また何度も悪くなったりを繰り返す結果になり、
そうこうしているうちに、タイムリミット。
歯槽骨(歯が植わっている骨)が溶けて、抜歯という結果につながりかねないので、

歯科医院で治療する際に、今は、この歯垢を取るように、ブラッシング指導(歯垢の取り方をお伝えすること)が行われることが多いです。

 また、この歯垢が多く、歯周病の進んだ状態は、全身の健康にも影響するので、
この菌を減らすことが、日々の健康にも大切。 

 例えば、「医学は、日進月歩で進んでいる」と言われたりしますが、
つまり、今日「こうだ」と言われていた学説が、
明日には変わる(進む)かもしれない、ということで、
昔は、「冷やせ」と言われていたが、今は「温める」に変わったり、
昔は、「動かすな」と言われていたけれど、今はリハビリで積極的に「動かす」に変わったりする、ということが、私達の身近でもよく起こったりするのですが、

「歯垢を除去すれば、歯周病がよくなる」
歯を失わずに済むことが多い、というのは、
学説かかわらず、今後も変わることがないと思います。

それは、歯科医師や歯科衛生士が日々、歯科医院で目にする、はっきりとした変化で、
目で見ている事実。

実は、虫歯の原因も、歯垢の中の菌や、歯周病の起こるメカニズムなども正確にはまだよく分かっていない(解明されていない)そうなのですが、
もし、今言われている学説や、悪化に至るメカニズムの解明の内容が、さらなる真相解明が進んで、塗り替えられたとしても、

「歯垢を落とせば、歯周病が良くなる」、
「歯周病で歯を抜く人は、歯垢を除去できていなかった方が大半」、
というのは、多くのデーターが示す変えようのない現実で、
「原因と結果」の事実。

体質によって、歯垢を取っても歯周病の症状が消えない、という人が極まれにいたとしても、
歯垢があれば、それ以上に歯周病は悪化します。

一生自分の歯で食べたい、歯周病を防いで美味しいモノを食べ、健康に暮らしたいと思ったら、まず、歯垢(プラーク)を取り除く方法を知ることが、とても大切です。

(前回記事にも書いています。『歯を残すための知識。 具体的に書くと、ほぼホラー。 』)

ただ、この歯垢を取るには、ただの歯磨きではなく、
特殊な歯の磨き方を、歯科衛生士から教えてもらうことが大切で、
効率よく歯周病から自分の身を守ることができます。

と、いうことで、このブログでも、
もう少し歯周病のことを書いて伝えていき、
また、その歯垢を落とす歯の磨き方を実践できるように分かりやすく、
『歯科医院で「歯が磨けていませんね」と言われない方法』などなども、
(これを知ることによって、磨ける率がグンと高まります)
書いてみたいと思います。

 

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