なぜ? 細菌(歯垢)は、ココから付き始めるのか? ココを磨くと大丈夫です。

 歯周病の予防と治療は、歯磨きで歯垢(菌)を落とすことですが、
効率の良い、歯磨きのポイントは、まず、

どこに注目して歯垢を落とすか? ということを知ることだと思います。

歯垢(細菌)が付きやすい、磨くときに落とさなければいけない、
歯垢の多くつきやすい場所は、

ココです。


(ピンクのラインの部分)

もっと正確に言うと、歯と歯ぐきの境目。

ココです。

これを、
「もはや「歯」では、ないやんんけ。」と、

思うか思わないか?はともかく(笑)、
(「歯磨き」で歯を磨く、というより、歯ぐきに近いところを磨くイメージかも)

必ずしも「歯」を磨くイメージではなくても、まず、ピンクのラインに細菌(歯垢)が溜まりやすいと自覚して、そこにブラシの毛先が届くように、意識して磨くと良いと思います。

 なので、ブラッシング指導では、
ココ(写真のピンクのライン)の部分の歯垢(プラーク)を、落とすように磨いてくださいとお伝えすることが多いのですが、
(コチラの記事。『7. ブラッシング指導。 5~6分でも磨ける。 より確実にキレイに磨ける簡単な歯磨き。』

 では、なぜ? 歯垢はココから付き始めるのか? 

その理由を知ると、
「なるほど」と思って、ココから磨いてもらえるようになるかも。

 「歯垢(しこう)」は、歯についている白い塊、
これを顕微鏡で見ると、とても激しく動いていて、まさに生命。
「歯垢は、生きている細菌の塊」というのが分かるのですが、
歯垢(細菌)は、歯みがきで一度落としても、時間が経つと、また、増殖してきます。
口の中で、歯を下で触ると、歯がザラザラになってくる、
歯垢(プラーク)が増殖してくる感じは、多くの方に体験があるのではないか?
と思います。
(今までついてなかったところに、時間が経つと、白い歯垢が「ついてる!」みたいな感じ。(笑))

 実は、歯垢は歯ブラシやフロスなどで落としても、
100%除去することはできず、口の中に残ります。
キレイに磨いても、歯周ポケット(歯肉溝)の中に潜んでいるということもあります。


歯周ポケット(歯肉溝)。(上の写真と同じ)

 そこから増殖して、すぐに歯の根元にたまる、ということがあると思います。

さて、だからといって、「磨いても、どうせ増えるから意味ないだろう」、と考えるのは間違い。
実は、この、「歯垢がなるべく少ない状態を、どれだけ長時間保っていられるか?」が、
歯周病で歯をなくすか、なくさないかの境目だと思います。

この、歯垢が少ない時間を、なるべく多く保つことで、
歯周病がなくなり、歯を一生、長く保つことにつながり、
全身の健康にも大きく関与します。

 歯垢は、ココ(ピンクの線)から付き始める、と意識して磨くと、
歯周病予防と全身の健康に大きくつながる、歯垢が取れてくるので、



ぜひ、このラインに注目、意識して、歯みがきをしていただきたいと思います。


関連記事

☆ 1. 歯周病とは。 心筋梗塞や脳梗塞、動脈硬化や糖尿病、関節炎、認知症など、全身疾患の発生率とも大きく関係します。

☆ 2. 歯周病の原因と対策。 歯周病の予防法、治療法。 歯垢(プラーク)とは。

☆ 3. ブラッシング指導。 「どこの歯垢を落とすことが大切なのか?」

☆ 4.「なぜ? 歯ブラシで、歯が磨けないのか?」 そして、「なぜ? 歯ブラシは大きく動かさず、細かくうごかすのか?」。 より確実に、歯が磨ける方法。

☆ 5. 歯磨きでの「磨き残し」は、「道具を選ぶこと」で磨けるようになります。 不器用さんでも大丈夫。 より確実に歯をみがける方法。 ブラッシング指導。

☆ 6. 磨き残しを回避する歯磨き法。 ワンタフトブラシを使う「スウェーデン磨き」。

☆ 7. ブラッシング指導。 5~6分でも磨ける。 より確実にキレイに磨ける簡単な歯磨き。


スゴい、歯科アイテム。

☆ 「なぜ? フロスは凄いのか?」 歯と歯の間の歯垢が取れる、だけじゃない、スーパー、すごいフロス。 ホルダー付きならカンタン。

☆ 実は、スゴイ。 ワンタフトブラシ。

☆ 歯間ブラシか? フロスか? どちらを使うのか? 歯間ブラシとフロスの違い。

☆ ワンタフトブラシの使い方。 スウェーデン式歯みがき 方法。

☆ 歯間ブラシの使い方。 おすすめ歯間ブラシ。(テペ歯間ブラシ)