日本最大級の歯科メーカー GC(ジーシー)さんが出している、歯ブラシです。
大手メーカーが力を入れて研究した感のある歯ブラシで、
持ち手(柄の部分)も、工夫された絶妙なカーブと太さ、滑らないシリコンを、巧みに組み合わせて作られ、
持った瞬間に、さすが歯科医院用(プロお眼鏡にかなう)、と思わせます。
(お値段、ちょっとお高め)


『GC ルシェロ ピセラ B-20M/S』歯ブラシは、女性の方や、若い10代、
歯肉が健康な方~歯肉炎の方向け。
使いやすい、歯ブラシだと思います。
まず、ピセラのヘッドの形。

(山切りカットのピンクの毛は、他の白い部分の毛より1.5㎜長い)

(ヘッドの大きさは、横9.8㎜、縦20.3㎜)
特徴は、かなり小さめなヘッドと、ブラシの毛の弾力、そして何といっても、
先端に長く植毛されている、山切りカットの部分。
幅も太めで、両サイドの端毛を少し短くし、歯冠の広範囲な部分が磨けるように工夫されていると思います。
以前、ワンタフトブラシを使うことで、歯の細かいところまで、歯垢がとれるように磨ける、という歯磨き法を書いたのですが、
(コチラの記事。『ワンタフトブラシの使い方。 スウェーデン式歯磨き方法。』)
ルシェロのピセラ歯ブラシを使うと、仮にワンタフトブラシを使えない場合も、
先端の山切りカットの部分で、かなり広範囲の部分が磨けるようになっています。

歯列の凸凹に、見事にハマる形に、工夫されており、
凸凹の出やすい10代、また、口の小さい若い女性口腔内などに、とても合った形になっています。

ただ、やはり歯ブラシだけで磨くのは限界があるので、
なるべく多くの歯垢を確実にとらえたいと思った時には、やはり、ワンタフトブラシや歯間ブラシ、フロスなどを併用して使った方が、
歯垢を多く、確実に落とすことが出来ます。
実は、友歯科衛生士さんは、
子供の仕上げ磨きに、この歯ブラシを使っていました。
子供用の歯ブラシは、「子供自身が歯磨き習慣をつける」、という意味では良いと思うのですが、毛足が短いために、毛先までやわらかくしなる弾力が少なく、歯垢を落としにくい形になっていることが多くあります。
ただ、子供が幼いと、歯磨きの力加減が出来ずに、
一回で、毛先が大きく開いてしまうほど、力を入れて磨いてしまうため、
弾力のある(高級?)歯ブラシは、使いたくない。
(我が子がそうでした(笑))
親の仕上げ磨きは、
子供が磨く歯ブラシとは別に、仕上げ磨き用の歯ブラシがあるほうが良いかもしれません。
この歯ブラシは、子供の年齢にもよりますが、萌出途中の歯や、歯の抜けたスペース、歯間の隙間があったり、凹凸の多い子供の歯にも、使いやすいと思います。
インプラントや、矯正中など、凹凸が大きい場合にも、口腔内の方にによって向いていることが多いかと思いました。
また、ルシェロ歯ブラシは、シリーズで出ていて、
用途に合わせて選ぶようになっています。
この「GC ルシェロ 歯ブラシ」が新発売された頃、(2005年発売)
「20年先の(未来の)形」というような売り文句?を聞いた気がするのですが、
確かに、工夫された新しい形で、
また、ルシェロシリーズは、歯科専用歯ブラシとして、歯科医師や歯科衛生士が「処方する」というコンセプトだったのですが、
患者さんの口の中をみて、「この凸凹のある口腔内には、ぜひ、このルシェロピセラ歯ブラシを使ってほしい!」などと思わせる工夫があります。
ルシェロブラシにも色々な種類があって、お一人お一人の口の中を見てくれる、かかりつけ歯科医院の歯科衛生士さんに直接自分に合った使いやすい歯ブラシをお勧めしてもらうのが一番いいと思いますが、
凹凸があって、なかなか汚れが落とせない、という方に、
とても磨きやすい歯ブラシだと思いました。
ちなみに、今回書いたのは、『GC ルシェロ 歯ブラシ B-20M』でしたが、
「B-20S」もあります。
この、MとSの違いですが、
歯ブラシの毛の太さ、かたさです。
Mはミディアム「ふつう」のかたさ、Sはソフト「やわらかめ」になっています。
歯ぐきの傷つきやすい方は「やわらかめ」、
炎症のひどくない方は、「ふつう」など、使い分けるといいと思います。
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『GC ルシェロ ピセラ B-20M/S』歯ブラシは、女性の方や、若い10代、
歯肉が健康な方~歯肉炎の方向け。
使いやすい、歯ブラシだと思います。
まず、ピセラのヘッドの形。

(山切りカットのピンクの毛は、他の白い部分の毛より1.5㎜長い)

(ヘッドの大きさは、横9.8㎜、縦20.3㎜)
特徴は、かなり小さめなヘッドと、ブラシの毛の弾力、そして何といっても、
先端に長く植毛されている、山切りカットの部分。
幅も太めで、両サイドの端毛を少し短くし、歯冠の広範囲な部分が磨けるように工夫されていると思います。
以前、ワンタフトブラシを使うことで、歯の細かいところまで、歯垢がとれるように磨ける、という歯磨き法を書いたのですが、
(コチラの記事。『ワンタフトブラシの使い方。 スウェーデン式歯磨き方法。』)
ルシェロのピセラ歯ブラシを使うと、仮にワンタフトブラシを使えない場合も、
先端の山切りカットの部分で、かなり広範囲の部分が磨けるようになっています。

歯列の凸凹に、見事にハマる形に、工夫されており、
凸凹の出やすい10代、また、口の小さい若い女性口腔内などに、とても合った形になっています。

ただ、やはり歯ブラシだけで磨くのは限界があるので、
なるべく多くの歯垢を確実にとらえたいと思った時には、やはり、ワンタフトブラシや歯間ブラシ、フロスなどを併用して使った方が、
歯垢を多く、確実に落とすことが出来ます。
実は、友歯科衛生士さんは、
子供の仕上げ磨きに、この歯ブラシを使っていました。
子供用の歯ブラシは、「子供自身が歯磨き習慣をつける」、という意味では良いと思うのですが、毛足が短いために、毛先までやわらかくしなる弾力が少なく、歯垢を落としにくい形になっていることが多くあります。
ただ、子供が幼いと、歯磨きの力加減が出来ずに、
一回で、毛先が大きく開いてしまうほど、力を入れて磨いてしまうため、
弾力のある(高級?)歯ブラシは、使いたくない。
(我が子がそうでした(笑))
親の仕上げ磨きは、
子供が磨く歯ブラシとは別に、仕上げ磨き用の歯ブラシがあるほうが良いかもしれません。
この歯ブラシは、子供の年齢にもよりますが、萌出途中の歯や、歯の抜けたスペース、歯間の隙間があったり、凹凸の多い子供の歯にも、使いやすいと思います。
インプラントや、矯正中など、凹凸が大きい場合にも、口腔内の方にによって向いていることが多いかと思いました。
また、ルシェロ歯ブラシは、シリーズで出ていて、
用途に合わせて選ぶようになっています。
この「GC ルシェロ 歯ブラシ」が新発売された頃、(2005年発売)
「20年先の(未来の)形」というような売り文句?を聞いた気がするのですが、
確かに、工夫された新しい形で、
また、ルシェロシリーズは、歯科専用歯ブラシとして、歯科医師や歯科衛生士が「処方する」というコンセプトだったのですが、
患者さんの口の中をみて、「この凸凹のある口腔内には、ぜひ、このルシェロピセラ歯ブラシを使ってほしい!」などと思わせる工夫があります。
ルシェロブラシにも色々な種類があって、お一人お一人の口の中を見てくれる、かかりつけ歯科医院の歯科衛生士さんに直接自分に合った使いやすい歯ブラシをお勧めしてもらうのが一番いいと思いますが、
凹凸があって、なかなか汚れが落とせない、という方に、
とても磨きやすい歯ブラシだと思いました。
ちなみに、今回書いたのは、『GC ルシェロ 歯ブラシ B-20M』でしたが、
「B-20S」もあります。
この、MとSの違いですが、
歯ブラシの毛の太さ、かたさです。
Mはミディアム「ふつう」のかたさ、Sはソフト「やわらかめ」になっています。
歯ぐきの傷つきやすい方は「やわらかめ」、
炎症のひどくない方は、「ふつう」など、使い分けるといいと思います。
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