2. 「歯垢(プラーク)」とは? 歯周病の原因と対策。 歯周病の治療法。

 「歯垢(しこう)」ってなに? というと、
歯につく白い、粘つくカスのようなもので、「プラーク」とも呼ばれます。
皆さんもご覧になったことがあると思います。

爪で歯をなぞると、「歯垢」が取れてきて、微妙な気持ちになったことがある。(笑)
というのは、もしかしたら一度は、多くの方に経験があるのではないかと思うのですが、
実は、あの歯垢が細菌のカタマリで、
顕微鏡で見ると、とても元気に、動いています。
(ここは、そんなに元気に動かなくても…、と思われるぐらい、思いっきり元気に動いているのですが、顕微鏡で見ると、丸いの、細長いの、ヒョロヒョロなのがニョロニョロと動き回る、「ザ・菌」という感じの、イメージ通り?の、菌群です。(笑))

ユーチューブ動画で、雙葉デンタルクリニック様が載せてくださっている、プラークの動画。これがけっこう、衝撃的。
 


 歯周病の原因は、歯についた歯垢(白く粘ついた菌)。
この歯についた白い歯垢を取ることで、歯周病を予防し、治療します。

歯周病の原因は、歯垢(プラーク)と呼ばれる、細菌の塊がつくことで、起こります。
多くの場合、歯垢を落とすことで、歯周病は改善します。

前回記事(『歯周病を防ぎ、脳梗塞や認知症などの発生率を下げる方法。』)にも書いたのですが、

歯周病は、歯垢(細菌)が、「歯と歯ぐきの境目にある溝(歯肉溝、歯周ポケット)」に入り、そこに溜まっておこる、細菌の感染だそうですが、

歯と歯ぐきの境目の、溝(歯肉溝、歯周ポケット)とは、ココです。



 初めは、この歯垢が歯周ポケットの溝にたまることで、歯ぐきに炎症を起こし、
徐々に深くに侵入して行って、
歯と歯ぐきを離して、溝自体を深くし、
さらに、歯ぐきの下で、歯を植えて支えている骨(歯槽骨)を溶かし始めます。

こうなっても、全く痛みの出ないことがほとんどで、
年齢的に中年以降ぐらいの時期に、徐々に歯槽骨(しそうこつ)を溶かしていき、
歯槽骨が減って、歯を支えきれなくなり、
歯がグラついて、ついには抜けてしまう。
というのが、歯周病の主な症状。

つまり、歯周病(歯肉炎、歯周炎)の進行は、こんな感じで進みます。


 上の絵の、歯根の周りにある、グレーで書かれているマダラ模様の部分が、「歯槽骨」(しそうこつ)。
左二つの歯の周りにあるグレーで書かれた「歯槽骨」は、
上の方までしっかりあって歯を支えていますが、

歯垢を放置し、歯周病が進行していくと、一番右、歯周炎とかかれた歯の歯槽骨は、溶けて無くなっています。

 このように、歯槽骨を溶かさない(歯周病を防ぐ)ためには、
歯垢(プラーク)を除去すること。

 歯周病の予防法と、治療は、
この歯垢を取る。
これで炎症をなくします。

 歯の表面についた歯垢を歯ブラシや歯間ブラシを用いて、歯磨きして取るのはもちろん、
歯垢の温床になる、歯石や、ざらつきなどを歯科医院の専門の器具で落としたり、
歯科医師や歯科衛生士に歯ぐきの下に隠れた汚れを、落としてもらいます。

歯科医院に通って、定期的に歯石除去とクリーニングに通うだけで、
問題があれば、すぐに歯科医院にチェックしてもらえ、
また、ブラッシング指導など歯磨きの仕方も教えてもらえるので、

歯周病の予防と、治療が、大変効果的に出来ると思います。

 ブラッシング指導で、わざわざ歯科医院で、歯磨きの仕方を習うのは、
歯は一本一本複雑な形をしたものが並んでいるので、
歯の表面につく歯垢は、落とすのにコツが必要で、
自己流だけでは、なかなか歯周病を予防できるほど歯垢が落ちないことが多いからです。

また、歯磨きは、その人に合った正しい方法で行うことが大切で、
間違った方法をしてしまうと、歯ぐきのすりヘリなどの弊害を起こすこともあるため、
直接、歯科医院で管理してもらいながら、習うのがいいと思います。

 ただ、やり方を一度で覚えられなかったり、
歯科医師の先生方の本や雑誌などで、図解してお伝えしているものも、よくあります。

ということで、今回は順を追って、ブラッシング指導の磨き方の一例や、歯垢(プラーク)の説明と、予防法と治療などについて書いてみます。

次回は、実際、どこの歯垢をとることが効果的なのか、書いています。

次 『3. ブラッシング指導。 「どこの歯垢を落とすことが大切なのか?」』へ




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