7. ブラッシング指導。 5~6分でも磨ける。 より確実にキレイに磨ける簡単な歯磨き。

 歯科衛生士さんに歯磨きを教えてもらうことになり、ブラッシング指導に入ると、
「磨き残しがあります」と言われる確率が高いように思います。

これは、四角い柱の掃除はしやすくても、
星形の柱の掃除はしにくい、
みたいなもので、
(例えが今いち微妙ですが、(笑))
歯も複雑な形をしているので、お掃除しにくく、汚れが残りやすい、ということだと思います。

 そこで、前回記事まで、この掃除を、なるべく簡単に出来る方法を、お伝えしてきているのですが、
それが、道具を何種類か使うこと。
(なぜ? 道具を使い分けると良いのか? の記事はコチラ。『5. 歯磨きでの「磨き残し」は、「道具を選ぶこと」で磨けるようになります。 不器用さんでも大丈夫。 より確実に歯をみがける方法。』)

 歯ブラシ一本でも、「この角度で当てるとより汚れが落ちる」とか、
「細かく動かすと、汚れが落ちやすい」という方法は、あるのですが、

その角度や動きなどを完全に覚えて磨くことだけに頼ると、
難度が上がり、磨き残しなくキレイに磨くのが、難しくなります。

人によっては、毎回のブラッシングが難しかったり、時間がかかりすぎると、
毎日大変になり、環境が多忙であるときなどに、ついには止めてしまう、ということもありえるかもしれません。

 今回は、そんな難しい問題を回避する、
なるべく簡単で短時間で出来る歯磨き法を書いてみます。
もはや何の宣伝?という感じですが(笑)
私が磨いてみたら、6分で終了でした。

 ただ、歯科医院の歯科衛生士さんが、もっと長く磨いてください、というのには、
理由があり、
歯周病にかかっている患者様などは、時間をかけて、歯磨きすることで、
歯周病が改善していくこともあります。
友歯科衛生士さんも、歯周病の患者様には、もっとゆっくり、時間をかけて、長くブラッシングしてもらうと思いますが、

比較的健康な口の中の患者様が、働き盛りや子育て中など、毎日の生活の中で、長時間歯磨きに時間を使うことが難しい場合に、
一時的にでも、簡単に短時間で歯垢を落とせる方法を知っていることが、良い場合もあり、
そういう方法を書いてみたいと思います。

 今回、使う道具は、4種類。
「え? 4種類?」多いと思いがちですが、(笑)
(フロス、歯間ブラシ、ワンタフトブラシ、歯ブラシ、の4種類。)
これを順番に使っていくことで、
逆に短時間で、多くの歯垢が落とせるという方法を今回は書いてみますが、
6分間ぐらい、慣れると、もう少し早く、磨くことが出来ると思います。

 まず、一種類目、フロス(糸ようじ)



これを、歯と歯の間から、無理のない、自然に入る範囲で、歯肉溝にも少し入れ、
そこから、右の歯の側面、
また左の歯側面、という感じで、
両側の歯2本を意識して、別々に磨く意識で、
歯肉溝の中と歯の側面を、フロスで磨きます。
これを全部の歯と歯の間に入れ、歯の側面を磨きます。



歯科専用のフロス、指に巻き付けるタイプのフロス、など、
様々なフロスがありますが、
慣れないうちは、ホルダーについているものが簡単。
市販の「糸ようじ」などでも、歯と歯の間に入れば大丈夫です。
(歯と歯の間が狭ければ、細いタイプのフロスを使ってください)

 次に、二種類目、「歯間ブラシ」。
これも、歯と歯の間に入れて、歯と歯ぐきの境目に当てて使います。
とくに奥歯に使い、歯の根元、歯ぐきにつく部分にブラシが当たるようにして、
歯と歯の間に入れて一本ずつ、隣同士の二本の歯、それぞれを磨くように意識して磨くといいと思います。




 フロスをすれば、歯間ブラシはいらないのではないか?
と思われることもあると、思いますが、
できれば、奥歯は、フロスと歯間ブラシの両方を使うといいと思います。
前歯(右の犬歯から左の犬歯までの歯)は、作りてきに、側面の幅が薄いので、面積があまり広くなく、凹凸も少ないので、
フロスだけで歯間部分が磨けることが多く、
その方の歯茎の形状により、きれいな歯ぐきの形を残したい場合など、
あえて前歯に歯間ブラシを使わず、奥歯にだけ使ってもらうことも多いです。

 奥歯(臼歯)は、前歯と違って、歯と歯の間、歯の側面に幅があり、面積が広くて、凸凹があり、
歯間ブラシで、フロスとは、また別のところが磨けるので、
奥歯についてだけ、フロスの他に、歯間ブラシをかけるといいと思います。
(実際に歯間ブラシを入れてみると、フロスの後でも、汚れが落ちてくるのが分かります)

 奥歯(臼歯)の歯と歯の間に歯間ブラシを入れ、


(上の歯間ブラシは、テペ歯間ブラシ)

手前の歯の、歯と歯ぐきの間に当てて、何度か出し入れし、
次に、奥の歯の歯と歯ぐきの間に当てて、何度か出し入れして、使います。
(フロスと同じように、両サイドの歯、2本を意識して、別々に磨くようにします。)

 フロスと歯間ブラシをかけたら、
あとは、ワンタフトブラシと、歯ブラシで終了。

ワンタフトブラシは、前回記事『6. ブラッシング指導。 磨き残しを回避する歯磨き法。 「スウェーデン式歯みがき」。』でも書いたのですが、

歯ブラシで磨きにくい所にピッタリ入る形なので、
歯と歯ぐきの境目、歯頸部のところを一周する感じで、磨きます。





歯頸部とは、ピンクのラインのところ。



ピンクのラインのところをなぞるように、ワンタフトブラシをかけ、

最後に、歯ブラシで、歯磨き。


(上の写真は、テペ歯ブラシ)

歯ブラシの動かし方は、歯科医院でブラッシング指導に入ったことがあれば、
その方法でするのが、いいと思います。

上の写真は、歯に対して45度で当てる方法で、
歯周病などの時に向いているブラッシング方法ですが、
大きく動かしてしまうと、歯ぐきの擦り減りなどの弊害を起こすことがあるので、
当てたら、その場で、毛先を大きく移動せずに揺らすだけで歯垢が落ちます。

歯に対して、直角に歯ブラシを当てて、細かく細かく動かして磨いていく、スクラビング法という歯の磨き方もあります。

奥歯から、順番に、歯ブラシを細かく動かして、磨いていくと、
かなり歯垢は取れます。


 お口の中の形状は、個人個人で違い、一般的にお伝えできる範囲は限られます。
歯磨きの仕方は、個人個人、口の中の状態によって、
最適な動かし方があります。

実践される際には、かかりつけの歯科医院をつくって、歯科医師に診てもらい、歯科衛生士さんから直接のブラッシング指導を受けられて、行ってください。

 この4種類を使って磨くと、よく、磨き残しを指摘されるという方も、
早く、多くの歯垢が落とせて、磨き残しが少なくなると思います。

 次、『「なぜ? フロスは凄いのか?」 歯と歯の間の歯垢が取れる、だけじゃない、スーパー、すごいフロス。 ホルダー付きならカンタン。



 ワンタフトブラシの使い方や、動かし方、
株式会社 ラピス さんからでている動画、とても分かりやすかったです。





 歯ブラシの動かし方、[Mouth & Body PLAZA]さんの分かりやすい動画が出ていました。







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