3. 「ココの歯垢を落とす!」 ブラッシングの重要ポイント。

 歯磨きの、ブラッシングの方法は、それぞれの歯科医院で微妙に変わり、
この方法が良い、という磨き方は一つではありません。

このサイトで、友歯科衛生士さんが、書いた歯磨きの方法を見て、
「あ! この方法で磨きたい」と、思っても、
かかりつけの歯科医院では、また別の方法を指導された、
ということも多いと思います。

そのような時は、もうそれは迷わずに、
かかりつけの歯科医院で習った磨き方で磨いてください。
直接、患者様自身のお口の中を見て、指導してもらったやり方のほうが良いと思いますし、
実は、友歯科衛生士さん自身も、
先生が変われば、磨き方が変わります。(笑)
(そこは臨機応変に、変幻自在。(笑))

 患者様にも、全員に同じ磨き方をお伝えするのではなく、
前の歯科医院でブラッシング指導に入り、その磨き方に慣れているのであれば、
今、磨けている技を活かして、磨けていないところの磨き方だけをお伝えすることもありますし、
その方の磨き方のクセによって、磨き方や、お伝えする内容が変わることもあります。

 要は、歯の表面についた歯垢がキレイに落ち、歯や歯ぐきが傷つかない磨き方で、弊害が無ければいいと思います。

歯科医院では、患者様一人一人の磨き残しをチェックして、
個人に合った、磨き残しの歯垢が落ちるように教えてくれます。
自分一人で、磨き残しをチェックして歯周病にならないように磨き方を改善していくのは、けっこう難しいので、
(プロの領域にちかいかも。)
かかりつけの歯科医院の、歯科医師や歯科衛生士さんのブラッシング指導のとおりしていただくのが、患者様にあった、良い方法だと思います。

 と、いうことで、
今回はまず、ブラシの動かし方をお伝えする前に、知っていただくこと。

「どこの歯垢を落とすことが大切なのか?」というところから、お伝えしてみたいと思います。

 実は、ブラッシング指導は、歯ブラシをどのように持って、どう動かすか?
ということよりも、
歯垢の正体が、細菌であることを見ていただき、
この歯垢が、歯周病を起こして歯を失わせることは、もちろん、
脳梗塞や、心筋梗塞、認知症など、全身疾患にも関わることがあることなどを知っていただき、
まず、歯を磨くことが、どれだけメリットのあることかを認識して、
「磨きたい」と思ってもらうことが大切。

つまり、なぜ? 歯を磨くか? というモチベーションをつけることが大切なのですが、

脅かすつもりはないのですが、(^^;
磨き方を知らずに、多くの歯垢を放置し、歯科医院でのクリーニングも受けずに、長年過ごすと、
たいていの大人の方の歯が、抜けます。
(子供の頃は、歯垢を放置しても抜けないので、大丈夫だと思ってしまいがちなのですが、子供の頃は抜けません。
大人になって放置すると、気づいたらもう、乳歯が抜ける時のようにグラグラしているという感じです。)
自分では気がつかない、口臭も発生しますし、
歯についた歯垢は、自分自身では見えませんが、話している相手からは見えて不潔感が漂います。
 人間関係で、人と上手くいくには、清潔感が大切だそうなのですが、
口元は、そういう意味でも、かなり大きなウエイトを占めると思います。
そういうことを知っていただき、現実的に、抜歯にならないよう、入れ歯にならないように、
磨きたい気持ちが高まったところで、

具体的に、「どこの歯垢を落とす」ことが大切なのか?
を分かっていただいて、その部分を狙って落とそうとしてもらうことが、いいと思います。

 結果的に、どこの歯垢(細菌)を落としたくて磨くのか? を知ると、
例え、磨き方がだんだんと自己流になったとしても、
(たとえ、友歯科衛生士さんのブログをもう読まなくなったとしても、(*_*; ))
肝心な所の歯垢は外さずに、落とせることが多いと思います。

ということで、
「どこの歯垢を、落とすことが大切なのか?」
意識すべきところはどこか?

それは、ココです。
歯と歯ぐきの境目にある歯周ポケット(歯肉溝)の周辺。
(ピンクの線の部分)


で、歯周ポケット(歯肉溝)とは、どこか?
というと、

ココです。




 探針の先が、歯と歯ぐきの境目から、歯周ポケット(歯肉溝)の中に入っているのが、分かりますか?

 歯周病や、全身に関係する、細菌(歯垢)の侵入は、
この「溝」から入り込むので、

溝に入らないように、その周辺につく歯垢を、ブラシで意識して落とすことが大切です。
(ピンクの線の部分)


 歯ブラシの当て方、歯の磨き方は、歯科医院でもそれぞれ違っているのですが、
実は、歯磨きは、歯ブラシの「毛先の断面」が、当たった時に、よく歯垢が落ちます。
この毛先が、直接歯垢に当たらなければ、なかなか歯垢は落ちません。

例えば、歯ブラシを、直角(90度)の角度で、毛先の断面を歯面に当ててみます。
分かりやすい絵で見ると、こんな感じ。


「歯ブラシの毛先の断面が、歯面に当たっている」というイメージがつかみやすい絵だと思います。

 また、歯周病には、歯ブラシを45度に当て、歯周ポケット(歯肉溝)に歯垢が入らないように、歯垢を落とす方法(バス法)も有効です。

 ただ、このように、歯ぐきに歯ブラシを当てる時は、
力を入れたり、大きく動かすと、歯ぐきが擦り減ることもあるので、注意して磨きます。

 歯周病に有効な磨き方、
歯ブラシを45度に当てる、というのは、
こんな感じです。



歯に対して、歯ブラシを45度に当てる際は、
大きく動かすと歯ぐきがすり減るような恐れがあるので、注意が必要です。
力を抜き、ただ触っているだけのような圧で、
一度当てた 歯ブラシを、その場から移動させずに、その場所で、ただ優しく揺らすように磨くと歯垢が落ちます。
(歯科医院で、歯科医師や歯科衛生士さんの直接の指導の元で、行ってください。)


次、4.「なぜ? 歯ブラシで、歯が磨けないのか?」 そして、「なぜ? 歯ブラシは大きく動かさず、細かくうごかすのか?」。 より確実に、歯が磨ける方法。 


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