子供の、理論的かつ効果的な教育法を教えるベストセラー『「学力」の経済力』中室牧子著。 「林先生が驚く 初耳学!」(TBSテレビ)で紹介された、「日本国民全員が持つべき」一冊。

 『学力の経済力』中室牧子著 は、テレビ「林先生が驚く 初耳学」で、
「日本国民全員が一冊持つべき」、と紹介された、教育のベストセラー本。




本の冒頭に書かれているのですが、この本は、
子供に「投資」したお金が、
子供が成長したのち、大人になって、どれだけ稼げるようになるのか?
という「経済学から見た教育法」。
 著者は、「経済学者」、慶応義塾大学教授の中室牧子先生です。

「教育」を収入と支出というようなお金、経済から見て、
その生産性を上げるためにはどのような時期に何をすれば良いかを解いた、
データーと理論に基づく科学的な本で、
教育本としては異色で、その正確性によりベストセラーという感じです。

 教育に関しては、昔からいろいろな意見があり、考え方があって、
テレビや紙面などの教育相談でも、
そのアドバイザーの答えは、さまざま。

(私の中で勝手に思いつくエピソードでは、
「3兄弟を、灘から東大理Ⅲに合格させ、さらに3兄弟の妹さんを東大理Ⅲに合格させて、お子さん4人全員を東大理Ⅲに合格させた佐藤亮子ママ」 VS 「テレビでご活躍の教育者 尾木ママ」。(笑)

お二人とも、超優秀なのに、
教育に関する子供のへの対応や接し方には、
考え方に大きな違いがあり、
ちょっとした言い合い? になったようです。)

 人はそれぞれ考え方も違い、
教育に対する答えの出し方も、
人の感覚や思い、考えによるところが大きくて、
どれか一つが正解、ということはなかなか言えないのですが、

この本の答えは、「データー上の数値」、
という一点から、一つの答えが導き出され、
現実が見えます。
(誰のアドバイスを実践すべきかを迷わずに実践しやすい。)

本を読むと多くのことが分かり、子育てをしていくのに良い指針になると思うのですが、
この本の主旨の大きなところは、

幼児教育。

子供を、就学前など、なるべく小さい頃から教育することによって、
将来の収入が上がり、
本人の人生の満足度が上がり、
犯罪を犯す確率が下がる、といったようなデーターから、

子供に就学前から学習習慣をつけ、勉強させるように推奨しています。

 以前、タモリさんの「エチカの鏡」というテレビ番組で有名になった、
ヨコミネ式教育では、
ヨコミネ先生の幼稚園で教育された園児たちが全員、
バック転をし、絶対音感を持ち、読み書き計算ができる、と話題になったことがあり、
これは、幼稚園に通う年齢の子ども達に教育することで、できるようになる、まさに奇跡の年齢(ゴールデンエイジ)。
その後、ヨコミネ式教育に切り替える幼稚園が多くでました。

え? 幼児教育?
もうその時期は過ぎてしまってますけど。
という我が家にとっては、
もはや孫に期待か?
(まだ、いませんが。(笑))
という感じなのですが、
子供がいる方なら、少しでも早い時期にこの本を読むと、
子供の将来が、変わるかもしれません。
(幼児期を逃しても、少しでも早くに教育することが大切だったり、
知識として持っておくことで活かされることも多くあるように思います。)


 この本の根拠に示されている、アメリカの教育実験ペリープログラムでも、
(アメリカの貧しい地域の子ども達を無作為に選んで教育を施し、追跡調査して、
同じ地域に住む他の子ども達と比較し、
成長する過程での学歴、大人になってからの収入額や生活の違いをデーターに表した実験。)
就学前などなるべく小さい頃に教育を施すことによって、
将来の収入額は大きくなり、
子供の教育に投資する時期は、
高校生などある程度大きくなってから、よりも、
なるべく小さいうちにすることによって、
より大きなリターンになるという結果がでたそうです。
(こちらのサイトにもペリープログラムの記事が載っていました。外部サイト『「幼児教育」が人生を変える、これだけの証拠 | 子育て | 東洋経済オンライン 』

 子供の成績では、「その子しだい」とか、「(子ども)本人にやる気がない」と、
子供一人に、責任を押し付け、大人が責任?を回避したり、
子どもは「お母さんが9割」などと言われて、
母親一人が重い責任を押し付けられるようなこともあるように思うのですが、
そうではなく、
まず、正しい知識が広まるように努め、
そこから何を選択したらよいか、という
子供を教育するための親の教育が受けられることも大切かと思います。

 親自身も、子供の教育の仕方を学ぶこと少なく、親になりますが、
林修先生のテレビ番組「林先生が驚く 初耳学」で、

「日本国民全員が一冊持つべき」、と紹介された一冊。

 子供の成績を上げ、大人になってからの収入額を上げるためには、
いつ、どのように教育すれば良いのか?

 子育てする人も、そうでない人にも、
読む価値のある、貴重な一冊だと思いました。