なぜ? 人は、キャンプするのか?
温かい家があるのに、薄いシートの家を建て(テント)、
(テントの端の地面に、置くだけで冷えきるビール)
便利な台所があるのに、わざわざ出かけて準備をし、
(キャンプ用のコンロを、組み立てて調理)
外で一泊する。しかも冬に。
(冬キャンプの略、「冬キャン」という言葉が存在する)
あまりに疑問だったので、誘われるまま、私も行ってみることに。
(行くなよ)
結果。
外で過ごすって、けっこう良い。
なんと言うか、心が解放されていく感覚が、ちょっとある。
淡々と時を過ごしてキャンプをしているだけなのに、帰って日常生活に入ると、心の中のゴミ、チリのようなものが少し払われているのが分かる。
車はBMW、みたいなお金持ちも多く、キャンプはセレブの方の多い趣味でした。
炎の揺らめきに癒され、ずっと見ていられる。
家の中にばかりいるのって、あまり良くないのかも、という気持ちになります。
ただ、キャンプ初心者に、冬キャンプは危険です。
準備万端で用意していることが必要で、ミスがまさに命とりになる。
本当に危険な行為になりかねないので、
初心者は、必ず暖かい季節からキャンプデビューすることが必要で、
そうやって、夏デビューして、キャンプの魅力にハマった人が、何回も何回もキャンプをして徐々に多くの経験と知識を身につけ、だんだん難易度を上げ、持ち物を増やして道具を揃えていき、安全に配慮して冬キャンプを楽しむまでになっていることも分かりました。
キャンプといえば、複数の世帯が集まって過ごしたり、友達どうしが語り合ったり、
はじけて過ごすようなイメージもあったのですが、
実は、今回の冬キャン、そういう人は、ほぼ無く、
一人でキャンプしていたり(ソロキャン)、夫婦だったりして、
はしゃがず、静かに過ごすのルール、みたいな感じ。
自然の中で、お酒を飲みながら、ゆっくり時が流れる。
(22時以降に音を出して、近隣に迷惑をかけることがあれば、退去してもらう注意書きもあり、パーティー用のキャンプ場じゃない旨が掲示されていました。)
キャンプって、自然の中で自分と対話する時間を持つというか、
陽が沈み、流れる時間を、空の明るさや湿度や温度、景色や風に、肌で感じながら、贅沢に過ごす感覚。
炎の揺らめきに、頭の中で、いろいろなイメージが浮かび、
「いや~、キャンプって、本当にいいものですね、さよならさよならさよなら」
みたいな、いろいろミックスされた感じのジンとくる良さでした。
( ↑ 水野晴男さんと、淀川長治さんの名台詞ミックス)
実際にそこにいる時間よりも、帰ってきた後の方が、心の爽やかさというか、チリみたいなものの減ったスッキリ感が続く感じなのですが……、
え? また冬キャン行くかって?
とにかく出掛けるまでは、パワーがいる。
毎週はきついので、とりあえず今週末は、家で過ごそうかと思います。
今回の動画、きっと見ているだけで、火と音に、あなたも癒される。(約1分半)